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投稿企画✍️ 借金の概念を覆した師長の言葉


#心に残る上司の言葉

看護師8年目に突入しました、イクラです。

今日は、「心に残る上司の言葉」をテーマに筆を取ります。

当時わたしは、看護助手として働いていました。
23歳の時でした。
大学中退後、2年ほどフリーターをしていたのですが、幼いころからの夢である「看護師」になろうかどうか・・なれるのかどうか・・・
悩んだ末に、看護助手として医療現場で働いてみよう、と思い1年が経ったころでした。

実際に医療現場に身を置いてみると、看護師への憧れは強くなる一方。
しかし、看護師への一歩を踏み出せずにいました。

今思えば、23歳なんてまだまだ若いし、なんでも挑戦すべき年齢だと思えるのですが、当時のわたしは現役の高校生たちに交じって専門学校へ通う勇気と自信がありませんでした。

そしてなにより、貯金がほとんどなかったため、看護学校へ通うのは無理だと考えていました。

そんなある日、病棟の飲み会がありました。
飲み会っていいですよね!普段話さない人と話をしたり、仕事と関係ない話ができたり😊
その日わたしは、看護師長と同じテーブルになりました。
看護助手と看護師長が、業務以外の話をする機会なんて滅多にありませんので、わたしは思い切って、看護師になりたいけど踏み込めずにいる話を打ち明けました。

その時の師長の言葉で、わたしは看護学校入学を決意したのです。

「あなたは看護師になるべきよ。借金してでもいいから、勉強しなさい。」

私は飲み会の席で泣いたのを覚えています。(笑)
とってもとっても嬉しかったのです。そんな風に言ってもらえるなんて思ってもいませんでした。同時に、
借金=悪いこと
そう思っていた私は、師長の言葉に衝撃を受けました。
勉強するためなら借金してもいいんだ・・!

「あと何年働くと思ってるの?お金は稼げばいいんだから。看護師になったら、借金返したって家も車も買えるよ😏」

あんなに悩んで、踏み出せずにいたのに。
師長の一言でモヤモヤが嘘のように消えて、
「私は看護師になってもやっていけるんだ!お金はなんとかなる、借金してもいいんだ!看護学校にいこう!」と、思えるようになりました。


師長の言葉が、看護師としてやっていけるという根拠のない自信と、借金をする勇気を与えてくれたのです!!

そこからの私の行動力といったらもう、まさに機を見るに敏なり。
すぐに何校かの看護学校の資料請求をして、仕事終わりに社会人入試の対策講座に通い始めました。
そして24歳で看護学校を受験し、見事社会人入試で合格。
25歳で看護学校への入学を果たしたのです。

借りれる限りの奨学金を借りました。
学生中は収入がなくなるので、実家に戻り親のお世話にもなりました。

看護師になって8年がたった今、奨学金は返済免除となりました。
看護師には、一定の期間指定の病院で勤務するという条件をクリアすることで、返済免除になる奨学金制度があったのです!
(助産師や保健師、教員や介護職にも、返済免除となる奨学金があるようですね^^)

あの時の師長の言葉がなかったら、
自信のなさや貯金の有無を理由に、看護師になる夢をあきらめていたかもしれません。

自己投資のための借金は決して悪いことではない、と思えるようになったのは師長のおかげです。

師長とは、今は違う病院で働いていますが毎年年賀状のやり取りをしています。
私の看護師人生を後押ししてくれた、大切な恩人です。

ちなみに、
私が看護学校に入学する際にはこんな言葉をいただきました。

「看護師になったら婚期遅れるよ。がんばってね。」

師長・・がんばってねってどっちの頑張ってだったんだろう・・?
学生生活?婚活??🤣
でもおかげさまで、周りより若干遅れたけど嫁にいくことができましたよ。
その節はご助言、ありがとうございました!

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イクラ🌼ママ看護師🎈
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