第42話 山登り前夜〜あたふたしているモピ花の場合〜

「はあ、疲れた…」

夜。森の中。座るひとつの影。

モピ花は今日、大変お疲れのようだ。

あの後、あの2人を病院から連れて帰るの大変だったもんね。



「それにしても、色々思い出すわ…」


モピ花の脳裏に浮かぶ″色々″。

モピ子に抱きつかれたモッピーの顔が真っ赤だったこと。

その後にモピ子がモピ夫に抱きついた時のモッピーのガーン顔。

病院でのモッピーの見たことない真剣な顔・・・。


「モピ子さんのことになると、いつもああなのかしら?」


ああなんだろうね。


「それに何より、モッピーにお礼を伝えられてないわ…」


あ、学校に来た理由のやつ?言ってる途中でモピ子が来たもんね。


「とりあえず、明日はモッピーのお友達であるモピ子さんを助けるため、伝説のピーナッツを探す、そして…」

ごくりつばのみモピ花。


「モッピーに、学校に来た理由の続きを言う……」


うん、そうだね。それが1番大事。


「…とにかく、今日は、早く寝ましょう…おやすみなさい。」


モピ花は、1人でもおやすみを言うタイプなのだね。おやすみ。



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