おすすめギフト

選んでいただこう。
現金、またはアマギフカード。この二択だ。

以上。

本音がポロリどころか小腸(モツ)まではみ出てしまったが、私はこれで意外と「贈り物選び」が好きなほうである。露悪趣味を標榜しているが意外とイイヤツなのだ。もっと評価してほしい。プレゼントとか脆弱な事を言わずに「200億」の「贈与」、絶賛募集中である。税金なら頑張って払う。

とはいえ「好き」と「得意」は違う上、交際範囲が極端に狭いので、おそらく「プレゼントを贈った回数」自体は少ないほうだと思う。経験値が低いということは即ち、私が贈ったものを喜んで受け取ってもらっているか定かではないということだ。鬼灯様の世界に『いらねぇものを押し付けた奴が落ちる地獄』とかがあると困るので、開封即メルカリに流せるようなコンパクト感も重要なポイントとしてプレゼント選びを心かげている。
無難なところだと「添加物の少なそうなデパコス系ハンドクリーム」とか「ジルスチュアートのシュッシュするやつ(思い出した、ファブリックミスト)」とかを差し上げておけば万一好みに合わなくても横流しが平易だし、値段の割に豪華に見えるという「プレゼントの王道」だ。
間違ってもひと昔前に流行った「シャネルのコットン」とかを選んではいけない。夜職アルファツイッタラーにこれでもかと馬鹿にされる。

また、男性に贈るものだが、私は基本的にセンスがないのでパンツ一択である。これも値段の割に「ギフト感」が出るし、男というのは5歳になっても27歳になっても51歳でも86歳でも基本的にウンコを漏らし続ける生き物だ。もはやオムツを与えれば良いのではないかとも思うが、とにかく奴らにとって下着は消耗品なのである。サイズ展開も豊富で選びやすい。それを伊勢丹の男性下着売り場で箱詰めしてもらえば見栄えも完璧だ。しかもイケメン店員に至れり尽せり準備してもらえるというたいそう有難いサービスまでついている。(だがその店員もウンコ漏らし常習犯でない保証はナシ)。

ただしこれは恋人や夫、もしくはフリーの友人に限る贈り物で、彼女持ちの男に贈ると失礼にあたる気がする。私など現代に蘇りしサーベント・シンと呼ばれている(大罪により顔面が著しく劣化した)ため、夫が他所の女性からパンツなどいただいてきたが最後、その日のうちにパンフェラでベッチョベチョのヨダレまみれにするというマウンティングは不可避だ。普通の「彼女」はそこまでメンヘラではないと思うが、ハンカチや靴下など身の回りの小物でも人によってはあまり良い気がしないと思うし同じく変なプレイに使われる可能性なきにしもあらずなので「彼女さんと飲んでください」と酒でも渡した方が無難だろう。気心知れた共通の友人ならまだ良いのだが、この辺の機微に無神経な女が最終的に大損を喰らう様子を何度も見てきたので、是非注意していただきたい。

このように意外と気を遣ってプレゼントを選ぶ私だが、贈り物をするにあたってまず除外するのは、申し訳ないが「花」だ。理由は自分がいらないから。「でけぇ花束」レベルになるともう最悪。「最悪」どころか、出先でSuicaを無くした時に発する「ウワ最っっっっっっっ悪」の感まである。
帰宅までの取り回しに気を使うしシンプルに邪魔、更に私は極度の花粉症だ。あと花瓶も持っていない。適当な容器にぶっ込んで飾ったりは一応するが、室内で眼鏡を無くしすぎて外出の予定のない日までカラコンを装着しているレベルの私に植物の世話などできるはずがない。面倒臭さのあまり血反吐を吐く思いで水を継ぎ足し継ぎ足し、彼奴らの寿命を伸ばす努力はするものの、植物も生き物であるからいずれ死ぬ。綺麗な時に買い求め、早々他人に死を看取らせるとは「花贈り勢」、なかなかのサイコパスだ。逆さまに吊るしてドライフラワーにするとかも、素人仕事だと普通に腐らせて終わるし、よしんば成功したとして乾燥した花をどう可愛がればいいのかわからない。
そもそも我が家にはお猫の方がいるので、モノによっては持ち帰った日の新鮮なうちに葉っぱあたりを食べられてしまう気がする。
植物をくれるならせめて結果を収穫できる「ミニトマト」とかにしてほしい。流行らないかなそういうの。

また、個人的にもらって一番嬉しかったプレゼントは、中学時代にヤンキーの先輩にもらった最終兵器彼女のコミック(なぜか7巻だけ)である。それはもうムチャクチャ、ムッッッッッッチャクチャにヌイた。したがって、私のオススメギフトは最終兵器彼女7巻。それも「こっこ作成シーン」だけを切り取って渡せば上等だ。

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