怒りから解放された心が導く、究極の自己発見!
人生で、許したくてもなかなか許すことができない。
生きていると、親や友人、上司などを許すことがなかなか難しい出来事に遭遇することがあります。
しかし冷静な視点で見ると、その人がなぜそのような態度や行動をとったのかを理解できることがあるかもしれません。
その人もまた、育った環境や時代、人間関係の影響を受けてしまった環境の犠牲者なのかもしれません。
一方で、怒りの感情を持ち続けることは、自分自身を傷つけることになります。
しかし、今あなたが、その方の置かれていた立場を理解し、相手の行いを許すことができれば、ずっと縛られていた相手の影響からあなたは自由になれるのです。
相手が変わらなくても、自分は変わることができます。相手に対するネガティブな感情を手放すことで、本当の自分を取り戻すことができるのです。
許すことは大目に見たり、妥協することではありません。相手を好きになれということでもありません。過去の出来事を忘れろと言っているわけでもなく、むしろ許すことは過去から解放されて、成長する一歩になるのです。
そして人間関係がうまく進む唯一の方法は、相手に完璧を求めないことです。
完璧を求める人は、何に対して怒りの感情が出てくるのか。
それは自分が勝手に予想して、こういうふうに行えば相手はこのような言葉や態度を取ってくれるだろうと勝手に期待するシナリオを描いているのです。
自分の頭の中であらかじめ想像していたシナリオに基づいて相手に期待し、理想的な反応を期待します。そのため、期待通りの反応をされなかった場合、不満や愚痴が出てしまいます。
しかし、これはあくまで「こういう反応をしてくれたら完璧」という自分が描いた完璧なストーリーであって、それは相手にとっては理解できないものです。
そういった姿勢は感謝の欠如を生み出し、家族や恋人、同僚との関係に悪影響を及ぼします。
一方で、完璧を求めない姿勢を持つことで、人間関係においても違った視点を持つことができます。
職場の例で言うと、10割の仕事のうち、8割の仕事をこなしたとします。
たとえ仕事の8割が自分に偏っていたとしても、その人が2割でもやってくれたおかげでそれは初めて完璧なものになっています。すると、できる範囲での貢献をしてくれていることに感謝することができます。
このように相手に対して完璧を求めないことが、より良い人間関係を築く上で重要なポイントです。
最初の方でも言いましたが、怒りの感情を持ち続けることは自分自身を傷つけることになります。
相手に完璧を求めないことは怒りを持ち続けている自分を許してあげること。
怒りとは相手に対して怒りを待ち続けているように見えますが、実は本当に許せていないのは自分自身です。
怒りの手放しが結果として傷つけた自分を癒すことができ、完璧を求めない自分になることで結果、自分を許すことができ、相手を許すことができるのです。
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