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今年読んだ小説以外の本で一番
今年はなぜか脳関係の本をたくさん読みました。
一番はかなり悩みましたが、お薦めって観点からすると
「洗脳大全」です。
脳関係の本をたくさん読むようになったきっかけは「脳は世界をどうみているのか」だったので、それを一番にしても良かったんですが、
この本、途中難しすぎて、何言ってるんだこいつってなってしまいそうなので・・・・。
その点、「洗脳大全」はわかりやすく、僕なりにですが新しい発見、改めての発見があって面白かったんです。
洗脳が昔、なぜそんな激しかったのか、なぜLSDなどの薬物の人体実験が横行したのか、宗教と主義がそんなにまで重要だった時代を改めて想像させられて興味深かったです。
聞いたことはあるけれど、何のことかイマイチわかっていなかったパブロフの犬の意味がわかったり、有名なストックホルム症候群の元ネタの話が出てたりしてて面白いです。
2番は「繁栄」です。
マット・リドレーさんの作品なんですが、
今年はこの作家の本を読めたことが収穫っていうくらいこの人の作品にハマりました。
「繁栄」「赤の女王」を読み、
「人類とイノベーション」「進化は万能である」を読んでる途中です。
1番ではない理由は、やっぱりお薦めするには難しい内容だからです。
うまく書けないですが、頭を非常に使います。
頭の体操をしたい方には是非読んでほしいなと思います。
どんな本かと言えば、一つのテーマの結論を歴史レベル、世界レベルで考え抜いて発表するみたいな感じでしょうか。
「繁栄」なら、人類の繁栄の原因は「交易」と「専門化」に尽きると断言していったり、「赤の女王」なら、そもそもなぜ性は存在するのかとかから入っていったり、過度な性平等に苦言を呈していたりしてます。
恐らく来年、読書量が減ったとしたら、まあ、家庭の事情もありますが、
きっとこの人の本を中心に読むのが原因かもしれません。
読むのに本当に時間がかかりますが、本当に面白いです。
来年こそは、本当に面白いと思ってるんだけど、うまく伝えられない本。
マット・リドレーさんの本や、タレブさんの本を何度も読み返し、面白さを伝えられるようになれればなと思いました。