私に日本を見直すきっかけをくれた組織: 手放す経営ラボラトリー
手放す経営ラボラトリーは、日本の社会人生活が嫌で
台湾へ移住してきた私に、初めて日本で働くのも悪くないかも?
と思わせてくれた会社、もしくはコミュニティです。
今日はそんな手放す経営ラボラトリー(以下:ラボ)について紹介します。
ただし、ラボは運営コンテンツだけでも多岐に渡り、
1回のブログでラボの面白さと良さを伝えるのは難しいので、
今回はひとまず概要を伝えるだけにとどめ、
以降ラボのコンテンツのことを紹介します。
手放す経営ラボラトリーの経営理念
ラボ的に言うと、経営理念はWWH (Why, What, How)で形作られていて、
活動の際に、常にメンバー間で以下のような共通認識があります。
Why: 社会に対してどのように貢献し、存在しているか
世界がごきげんにめざめる
What: 社会や顧客が受け取る、具体的な価値
違いをつむぐ
How: その価値をどのように届けるか
もっとおもろく、ちょっとおかしく
つまり、ラボは「世界がごきげんにめざめる為に、もっとおもろく、
ちょっとおかしく、働く人と組織の違いをつむいでいる」
ということになります。
どこら辺で、ちょっとおかしく、おもしろいのか?
それはHowの「価値をどのように届けるか」にこの一文がある通り、
コンテンツの見せ方が、大手のビジネスコンテンツの見せ方とは
異なるところにあると思います。
と、そのビジネスコンテンツを紹介したいのですが、
先に基本的な設立経緯や事業内容、メンバー構成を紹介します。
ラボ設立の経緯
手放す経営ラボは、人口減少、環境の変化、価値観の多様化など、
社会が大きく変わっていく中で、組織や企業がどうやって持続可能な形で
成長していけるか、その方法を探求するために生まれた
オンラインコミュニティ。「手放す経営」という考え方は、
トップダウンの指示や管理を減らし、個々のメンバーの自主性や
創造性を大切にすることで、組織全体の柔軟性やスピード感を
高めようというもので、コミュニティーカンパニーとして、
ごきげんな人と組織が増える活動を実践しているそうです。
事業内容
「手放す経営」スタイルについての研究や情報発信
「DXO」プログラムの運営
新しい組織の形、例えばティール組織や
ホラクラシーについての研究や情報発信経営者や専門家を招いての対談や、セミナー、ワークショップの開催
一介のデザイナーには組織論に馴染みがなく、ラボのサイトの中には
知らない単語もあるのですが、「ティール組織」という名前は2018年ぐらいから耳にしていて、似たようなものかな?という印象を持っていました。
メンバー構成
Facebook オンラインコミュニティメンバー:2940人(無料)
Slack 研究員:124人(会費月々1,000円)
運営メンバー:6〜8人ぐらい(私も正確には把握していない)
2024年5月時点
さて、ここからがラボの運営コンテンツ紹介。
それぞれサイトがあるものにはリンクを貼っておいたので、
紹介文で気になるものがあったら
直接リンクを開いてみることをお勧めします。
運営コンテンツ
【Youtubeチャンネル】
・社長今日も斬らせていただきます
経営者の人がザ・メンタルモデルの著者、遊佐美佳子さんに、
直近自分のモヤモヤから自分のメンタルモデルを紐解く
・シン・経営論
経営思想家・社会システムデザイナー武井浩三との対話を通じて、
自分の人生、会社、社会、地球をより良く経営してちゃおうよ ♪
というポッドキャスト
・坂東孝浩のポイっと♪手放す経営ラボ
新しい経営スタイルを模索するラボのリアルを
包み隠さず届けるラジオ番組
・手放すTALK LIVE
リアルやオンラインで、ラボが気になる経営者を呼んで行うトークライブ
※有料ラボ会員でなくても参加できます
【ワークショップ】
・DXO体験/実践会
デジタルツールを活用し、働く人の個性を解き放ち、
組織を生命体のようにしなやかな形態にデザインするプログラム
・ Ascension of Management Paradigm
(旧:てばなす自分ラボラトリー)
社員が3人以上の組織の経営者に向けた、
日本における自律分散型経営の第一人者武井浩三がナビゲートする、
新しいスタイルの経営者の学びの場。
・Ascension of Management Theory
企業の経営というものに焦点を当てながらも、
その前提となる「歴史」「社会」「経済」「貨幣」を全て再定義し、
物事の見方・考え方をアップデートしていく学びの場。
facebookコミュニティ
・オンライン/オフラインイベント情報の告知
※有料ラボ会員でなくても参加できます
Slack
・ラボ研究員のコミュニケーションの場
※有料ラボ会員のみ
zoomイベント
・ブランチ
・スナック
・NVC読書会
・その他自己探究系の単発イベント
メールマガジン
・ラボの運営メンバー4人からの日々運営に関する
赤裸々な悩みや想いが綴られたメールが日替わりで届きます。
次回予告
次回はラボのメインコンテンツである、いつの間にか、働く人や組織がごきげんになる要素の詰まった、DXOについて紹介します。