進化型組織になっちゃうDXOとは
今回は手放す経営ラボラトリーの核となるDXOについて紹介します。
「DXO」この聞き慣れない名前は何か?
2020年辺りから日本ではデジタルトランスフォーメーションの略として”DX”の2文字を目にすることは増えたけど、最後にOがついている。
DXOのサイトを見ると、
よく聞くDXがデジタルツールで会社の生産効率化のためのものであるのに対して、DXOはデジタルツールで組織の人間関係を変えていく。
といったところだろうか。
今日はこのDXOを以下の手順で紹介していこうと思います。
DXOがラボの核となる理由
それはDXOがラボWWHをとってもよく表してるからだと思う。
ラボのWWH(経営理念)は
「世界がごきげんにめざめる為に、もっとおもろく、ちょっとおかしく、
働く人と組織の違いをつむぐ」
で、このDXOを通して、組織の違いをつむぐメインソースの人が
まぁなんと面白く、ちょっとおかしい。
どんな感じかって言うと、こんな感じで。
この写真、合成ではなく、リアル。
彼は本当に髪を伸ばし、剃りを入れて、リアル丁髷で生活していたらしい!
ねぇ、会社ってスーツでワイシャツじゃないといけないって
誰が決めたの?女性はどうして化粧しなくしゃいけないの?
どうしてありのままの素顔で働いちゃいけないの?
そう問いただされているようだ。
こんなふざけた感じでDXOって大丈夫なんだろうか?と
思われるかもしれないけど、やっていることは至って真面目。
そこが思わず尊敬しちゃう。
ここから先はこの一見ふざけたようなソースが提供する
DXOの真面目な中身のギャップに驚いてもらいたい。
DXOそれは進化型組織になるための仕組み
DXOは日本でティール組織をいち早く実践し、
自律分散型経営を17年以上実践している武井浩三氏が、
実際にティール組織を実践し、
経営オタクとして培った知見と合わせて体系化したものだそうです。
聞き慣れない言葉が多いので、
今一度それぞれの言葉と関係性を以下に整理してみました。
つまり進化型の「進化」とは、「最新の経営スタイル」や「進化した組織論」と謳われる広告のように、時間が経過すると古くなっていくものではなく、大自然の中の動植物のように時間の経過や状況に応じて、柔軟に対応できる組織体系になること。らしいです。
そして、そのベースにはまず、組織を自然な状態にほぐすこと(Being | 自然経営)。それから新たに組織を組み立て直す(Doing | ホラクラシー)。
すると自然と組織に全体性が出てきて、一人ひとりが進化する方向を定めて経営する目的を持ち出す。(Having | ティール組織)。
DXOはその中で進化型組織のBeing と Doing を促し
Having になるようにサポートする仕組みということになるだろうか。
最終系のティールに関しては、私もそこまで詳しくないのだけど、
ラボの対談企画で書籍「ティール組織」の日本語版解説をしている
嘉村賢州さんとDXOソースのぬいさん、
DXOの元となる自然経営を作ったたけちゃん、ラボ創設者のばんちゃんの
話し合いがわかりやすかったので、こちらを抜粋。
なんだか、ティール組織は狭き門って感じがする。
そう思われるかもしれない。
企業の「存在目的」ならよくあるけど、『「存在目的」と「人を人として人間性を持って関わっていきたいという願い」を同時に持っている組織』この後者の状態を企業で作るのはとても難しいように思う。
当事者だとなかなかうまく現状を認識し変容できない。
だから企業にはコンサルタントがいて、
個人にはメンターがいる。
ラボではDXOをアプリケーションととらえていて
組織にDXOを「インストールする」と表現している。
そのDXOインストールの過程で、組織の中の「人を人として人間性を持って関わっていきたいという願い」を喚起させてくれる。
すると組織にどんな変化が起こるのか?
DXOをインストールするとどうなるのか
以下はDXOをインストールした企業のその後の一例です。
売上高1.4%で給与や賞与が15%以上もアップしたら、
それは企業も働く社員もごきげんになるだろう!
このDXO一体どんな仕組みでインストールされるのだろうか?
丁髷の侍はいったいどんな魔法を持っているのか?
そんなDXOの内容については後編で解説します。