見出し画像

床に物を置かないためにロボット掃除機を買ったら効果があった【発達障害ハック】

とかくADHDは床に物を起きがちである。ADHD当人にとって床は一時的な物置き場のつもりなのだが、結局はずっと置きっぱなしで床に物が転がり放題になる。

これが日常化すると床にある物を踏まないように移動することに意識が向いて、一日中下を向いて生活することになる。

そんな生活を続けていたら、下を向きすぎて猫背とストレートネックが悪化して偏頭痛を起こすようになった。

流石に床に物を放置するのは人体に悪いと感じ、床にものを置かないためになにかできないかを考え出した。単純に適宜片付ければいいだけの話なのだが。

結果的に出た結論がロボット掃除機を買うこと。ロボット掃除機は自動で床を掃除してくれるが、物が地面にあると掃除がままならない。そのために床に物を置かない習慣を取り入れる算段である。

いわば環境圧力で床に物を置けないようにしたのだ。習慣化が難しいと言われているADHDが習慣化を身につけるには、環境圧力によって変わるしかない。

環境圧力とは、いわばSNSで「これから毎日100日間激シコな絵を描いてUPします!」とフォロワーに宣言するようなものである。そうすれば毎日激シコな絵を描いてUPせざるを得なくなる。

つまり私は床に宣言したのだ。もう物は起きませんと。何も反応をよこさない床に向かって宣言したのだ。

購入したロボット掃除機はスケルトンブラックが渋い、見方を変えればチャバネゴキブリを連想させるボディをしている Anker Eufy (ユーフィ) RoboVac G30 Hybrid である。

ロボット掃除機の代名詞であるルンバと比較して安いため、お求めやすい価格をしているのが特徴だ。

結果的にどうなったかというと、物を床に置きっぱなしにせずに片付けるようになった。少なくともずっと下を向いて移動して一日を終える生活からは脱却できた。目的は十分に達成されたと言ってよいだろう。

そして思わぬ副次効果があった。床に物が散乱しすぎているがゆえに月に1回程度しか掃除しなかったのが、週に1回はEufyで掃除をするようになったことだ。

ホコリだらけの床はあまり見なくて良くなったし、掃除しないと……と思いつつも掃除を先送りすることがなくなった。

今回の件で得られた教訓は環境圧力がADHDに習慣をつけさせるのに最強だということ。

つまり画力を上げたいADHD絵描きはSNSで「これから毎日100日間激シコな絵を描いてUPします!」と宣言すればよいのだ。

そうすれば絵がうまくなりたいのに描くのがめんどくさくて先延ばしするという矛盾した思考を持つADHD絵描きも否応なく画力が向上するだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?