喉の痛みと頭痛に即効
風邪をひいてしまいしかも祝日で病院がやっていなかったのでドラッグストアに風邪薬を買いに行ったところおそらく大学生であろう女性店員さんがレジをしていて、喉の痛みと頭痛に即効!と書いてあるパブロンと経口補水液を出したらピピー!と役職が高そうな他の店員さんをブザーで呼ばれ、「最近オーバードーズが流行っているから他の店舗で大量購入とかしてない?大丈夫?身分証明書はある?」と聞かれた。高校生だと思われたらしい。物凄い体調不良でパジャマを着たままおさげ髪に丸眼鏡をして買いに行ったので一見未成年の高校生に見えなくもないというも理解出来たから苦笑いしながら身分証明書を出して状況説明をしたら大変お若く見えたので...と何度も謝られた。最近常々思っていたけれど「若いね」って言葉は別に褒め言葉ではないよねってこと。幼いは軽蔑だし。もう年齢で褒めたりそういう話題も飽きたから一緒に辞めよっか。その話題が出るたびに喜ぶ振りをするのも疲れちゃった。若く見えても老けて見えても男でも女でもそこで他人への好意が変動する事は私はない。誰が自分の肉体を選んで産まれてこれたのか。1人も居ないね。あとちゃんとした服装は身を守る。
熱と鼻水でふらふらしながらコンクリートの長い道を登りながら数年前まではこんな確認なんてなかったよなあ、オーバードーズなんて言葉一般人は使ってなかったよなあ、なんて思った。それが良い事なのか悪い事なのか断定して言えないけれど社会にどんどんスラム的文化が広まっている事は分かる。トー横キッズって面白がって揶揄されているけれどあれはただのスラム。帰る場所がない市販薬乱用依存の浮浪者同様の子供達をなんで珍獣みたいに呼ぶんだろう。
私達人間は正常性バイアスが働くからもう後戻り出来ないところまで来て初めて異常性に気付くのだろうか。未成年の加護されるべき子供があと何人ビルから飛び降りたらこの国は民間の非営利団体などに頼るのではなく国としての制度を整え始めるのだろう。
もし私が本当に未成年者であったらあの場で市販薬を買うのを止められてそれで終わりだったのか。それとも警察に通報されるのか。でもおそらく本当にオーバードーズしたかったらあの場で買えなくても他のお店を回り続けるのだろうな。
大事にされ過ぎているものから透ける親の狂気と親が望まなかったら産まれてこなかった命が親に捨てられたのち必死に生き延びようとしている姿を生活の中で見ることがあって、そのコントラストにフラフラと眩暈を催しながら真っ正面からその事を考えたらこっちが壊れちゃうかも知れない、でもこれって絶対考えることを辞めちゃいけないテーマだよねって私は思うのです。だから書き残す。私は私なりに未来このテーマの答えを出すでしょう。