_
・保護猫カフェの猫の挙動が不気味で、自分のようだと思った。甘えたいのに甘え方が分からない不思議な動き。
・悪意のない人間が悪意のないまま人の噂話をしていて、そんな時だけ痛みを知っている事が誇りに思えた。悲しみは品位になる。
・女好きな男の子の過去を知ってしまい、全て許したくなる自分の弱さ。
・ぼろぼろの猫屋敷に住むおばあさん。
カーテンの隙間から見える彼女が描いたであろう美しい絵画のキャンバス。灰色の街に住む宝石。
・ばらばらの記憶が繋がるとき、私は私をパッチワークみたいだなと思った。
隣り合う柄がばらばらでもそれはそれできっと愛しい。
・歌にするのも文章にするのも絵にするのも服にするのも写真にするのも映像にするのもそれは全部本当の愛じゃない。
それでも辞めれない業を持った君と私は、きっとおそろいの地獄だね。