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ひとりぼっちの夜:占い師の夜

日付も変わった、朝が迎えに来るのも遠く、
まだ誰も手付かずの9月の夜に、
川の音を聴く。

お仕事の方はお陰様で皆様に支えられているのだが、
個人的に何か大きな出来事があったわけでもないのに、
なんとなくソワソワとして、
ありもしない転機を迎えるのかと落ち着かなかった。
夏の終わり秋の始まりというのは、
正月以上に生まれ変わるような気がする。

24時間テレビは一体、何を救ったのか、
世界の歪みは自分に関係あるのか、
身を守ろうとすると強張り、
どうでもいいと割り切ると柔軟に、
ずっと迷っていたスニーカーを買い、
実は鑑定でも要所でお断りを入れながら
新しいタロットを使い、
新しいお客様に喜び、
いつも来てくださるお客様に安心し、
懐かしいお客様の近況を知る。
優しい人が勝つ。
好きなものが多い人が報われる。
世界に希望を持つ人がやはり救われる。

占いとは何なのか、今度、体系的にまとめることになった。

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