気管切開する前コロナ禍に入る前の自分は週末は実家に帰ったり、ライブやサッカーを観に行ったり、友達に病院に会いに来てもらったり、それなりに潤いのある生活をしていた。
そんな自分なので周りには『病気だってこと忘れてたわ』みたいに言う人間が数多く。
カッコつけていた訳ではないけど、きっといつも元気な自分がパブリックイメージだったように思う。
ただ自分自身もベッドに横たわる姿すら友達には見せたくないという抵抗がかなり強かったのは確か。
オペしてすぐに会いに来てくれた仲の良い、優しい笑顔がチャーミングな女の子。
彼女ともまだ話せることを喜び合い、あとはコンディションを上げていくだけだね、というところで全てがストップ。
このままじゃマズいという自分の焦りと、彼女のちょっとした思いつきが次のフェーズへのシグナルとなる。
今では当たり前になったビデオ通話を色んな人とやるようになる中で、これからの自分のリアルを見てもらおうという意識(横になっていようが楽しいもんは楽しい)に変わった。
『ねぇ今度さ、一緒に散歩しようよ、好きなとこ連れてくよ』
難しいことなんて1つもないし、必要に迫られなかっただけなのかもしれないけど、これが定番のリモート散歩という遊びに発展する。
世の中にはOriHimeという有名な分身ロボットも存在するが、少しハードルが高いのでスマホでなんちゃってでやってみたらこれがハマッた。
これ、アイデア次第でまだまだやれることあるなとワクワクが増す。
実家周辺をブラブラ、小学時代に住んでいた区域をブラブラ、知人の店に行ってみる、公園に行ってみるetc…。
慣れてくると道中で買った物を食べるシーンを見させられるパターンが頻発するように(笑)
考えてみると道が悪ければリアルでもできなかったことかもしれないし、お互い気を遣わずゆるく好きにやれている感じがとてもナイス。
まだまだ行きたい場所がある。
これ、東京だろうが大阪だろうが日本全国の友達とできちゃうんだよね。
ちなみに海外に行く機会があったらOriHime借りたいね~と話している(OriHime体験についてはまた今度)
もっともっと世界が見たいのだ。
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