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たまに旧友に会っておこう

上の写真にあるけど、私とお父さんです。
父は、ペダルスチールギターという楽器を大学時代の19歳ごろから演奏し始めて、すぐに米軍基地にプロの演奏者として呼ばれて、当時、コンウェイ・トゥイッティが米軍基地内で演奏するバンドをシマロンズと名付けて、そのバンドのペダルスチールギタープレーヤーに日本人で参加した人です。大学卒業後は、ありとあらゆる人のレコーディングに参加もして、本人曰く「忙しすぎたからあんまり覚えてない」そうなんですが、あの当時のレコード会社や芸能事務所にはとても知り合いが多い。まあ、誰もがわかる名前で言うとホリプロの堀さんや、ドリフターズのいかりやさんも友達だったりしたわけで、いかりやさんの誕生日テレビ番組には私たちシティライツがテレビ出演したこともありました。

さて、父の話は置いておいて、タイトルの話に戻しましょう。

昨日、ラジオ局でお会いしたとある歌手の事務所の社長さんが、「お父さん元気?」と即座に聞いてくださって、カントリーミュージックやってる石田といえば、、と、すぐに声をかけてくださったのが嬉しかった。というのも、父も80代になり、同業の仲間は引退したり、病で表に出れなくなったり、お空に呼ばれて旅立ってたりしてますから。当然、その周りの関係者の方々もいなくなるわけで。今、30、40代の方達は遠くない将来、同じ境遇になるので”つながり”ってとても大事にしておくといいよ、、と、珍しく余計なお世話を述べておきたいと思います。

私の父は当時としてはプロがあまりいないペダルスチールギターを60年演奏してて、それこそ尾崎紀世彦は友達だったり、加山雄三さんとツアーしたり、ありとあらゆる人のレコードで演奏をしてきて、なので顔が広いらしく、本人は口にしないけど、もう一度会っておきたい友達だってたくさんいるだろうに、相手も出てこれない年齢になってたりで。父はなんとか私と一緒にコンサートツアーしたりレコーディングもしたりしてるけど、元気でいることの大事さを感じるし、携帯ダラダラいじってるなら友達と会うのがいいと思ったりするわけです。

なので、皆さんも、ある程度の年代になったら年に数名ずつは仕事じゃなくても、面倒くさがらないでなんとなく会っておこうよ〜とお互いに声を掛け合って会話しておくのがいいような気がします。ずっと会ってなくても意外にすぐ会話が弾むようですから。そしてね、やっぱり自分自身がいつまでも元気で思うな!ということですね。私はまだ子育てしてますが、その世代でも他界しちゃうママ友もいるし、仕事仲間でも闘病中の人もいるし、”ああ、去年あの時ご飯食べに行っておけばよかったな”と後悔することが今あります。若くても、年齢がいってても、まあ、お互い元気でいられるよう気をつけて生きましょう。とにかく、先日は、父をよく知ってる人にお会いできて、私も嬉しかったし、帰宅して父に伝えたらやっぱり嬉しそうにしてたのでよかった。よかった。

あと、親孝行の一つに親が会いたい友達に合わせてあげる旅行もいいかと思います。私のサラリーマンの夫がこの間、義母を生まれ育った九州に連れて行ってあげてました。母と息子の二人旅行に、夫も面倒くさがっていましたが、絶対行ったほうがいいよ!と伝えたら満更でもない様子で旅行の段取りをして行ってました。義母も現在一人でのんびり生活してますが、とても嬉しそうだった様子。私が毎年関西でライブするのも父が同窓の友達に会えるということもあったりします。

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石田美也:Country Music Lab
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