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2021.11.21 -go!go!vanillas "LIFE IS BEAUTIFUL" @横浜アリーナ-

バニラズ初のアリーナツアー、ファイナルの横アリ公演に行ってきた。

はじめてバニラズのライブを観たのは約五年前、とあるフェスにて。
衝撃を受けるほどの楽しさに、あっという間に虜になった。

それから何度もライブへ足を運び、今ではすっかりなくてはならない存在になっている。

そんな大切なバンドの初のアリーナ公演。センターステージの牧さん越しに見えたお客さんの多さと、反響する声に感極まってしまった。

大きな舞台で心から楽しそうにキラキラした顔で演奏する彼らを見て、「好き」という感情がここまで人の心を温めうるものかと、一言ではとても表し得ないものを感じた。

コロナ禍で娯楽が不要不急だと批判されたり
大人に近づけば近づくほど何をやるにも動機を問われたり
何事にも理由が必要で、どうしても難しく考えてしまう機会が多くなっている気がする。

けれど、go!go!vanilasの音楽を全身に浴びて、四人がひたすらに楽しそうに演奏している姿を見ると、楽しいと思うことをただ楽しいというそれだけの理由で好きでもいいんだと、そう思えるのだ。

人には人の好きがあって、きっと他人にはわからない好きもあるだろう。
どうしてそんなものが必要なんだと、理解されないこともあるだろう。
でも、誰かの好きや楽しいを他人が制限することはできない。

ただただ好きで好きでたまらない音楽を鳴らしていたら、いつの間にか大勢の人の救いになっていた、そんな四人が心の底からかっこいいと思う。
"LIFE IS BEAUTIFUL"を演奏している時に背景に映し出された四人の姿には、確かに好きなことを心から楽しんで生きている人の美しさがあった。

生きていると、漠然と不安や息苦しさを感じることも少なくない。いっそ生きていくのが辛いと思うこともある。
そんな時にバニラズのライブに行くと、いつもハッとさせられる。私にはこの空間があったのだと、こんなにも愛おしい時間があったのだと気づかされるのだ。

楽しい思いをしたいから
好きなことをめいっぱいやりたいから
そんな理由で生きていてもいいじゃないか。

生きていればきっとまた会えるから、その日まで毎日がんばって生きるよ。
暖かくて愛おしい、素敵な音楽を届け続けてくれてありがとう。
この好きは募るばかりです。


ずっとずっとずっと聞きたかった12:25を聴けて大感激でした!



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