【小説、詩】大人になったものだ
これはある日のわたしの日常。人生の1ページ。
大人になったものだ
心の中でずっと考えてるあいつには一生懸命好きを隠し冷静を装って、
スマホの中のともだちに嬉しかったことと。悲しかったことをおもしろく報告。
あいつには一切ばれていない(笑)
わたしは大人だから感情を全て顔には出さない。
苦手な人にも笑顔で接することができる。
大人になったものだ。
子供の頃は思い立ったらすぐ行動できた。
理性なんて今みたいにないから、
相手のことを思いやれず、
素直すぎて時にはひどいこともしただろう。言っただろう。
その心に打算なんかなくて、
好きな人には好きと言い、 きらいな人には苦手な顔をした。
大人になったものだ。
大切な人を大切にできるようになった。
子供の頃は自分のことばかりだった。
大切な人を思いやって、
大切にする方法を知らなかった。
母には思春期にはひどいことばも言った。
あんなに愛情深く優しく包んでくれたのに。
大人になったものだ。
それが大人になる通り道の階段を登っているとそこにはほとんどみんな登る階段だとということを知った。
大人になったものだ。
高校生の時あんなに憧れた一人暮らしは家事が大変なことを経験したからしたくない(笑)
大人になったものだ。
あんなに憧れて夢みた結婚は、
よほど気が合い、相性が良く、ちゃんとしていて、大切にしてくれる人とじゃないと幸せになれないことを知った。
結婚=幸せではなかった。
子供の頃は結婚したらみんな幸せになれるものだと思っていた。
大人になったものだ。
子供の頃は派手婚に憧れがあった。
可愛い憧れの高級ホテルで素敵な料理と可愛い内装、大切な友人に囲まれて、
真っ白な胸元が開いたウエディングドレスが着たかった。
大人になったものだ。
結婚式をした友人が、
寝不足で疲れ切った表情で人生最高の日を迎える。
家族や親族だけを呼び地味婚が一番自分も楽しめて、
増してや結婚式にお金をかけるなら、フォトウェディングや新婚旅行、これからの生活にお金をまわしたいと思ったこと。
大人になったものだ。
子供を産むということはみんなできることだと思っていたが本当に命がけで尊い大切な命を産むということ。
大人になったものだ。
子供を育てるということは自分のこれからの人生の時間を子供に捧げて、
自分の時間がなくなるに等しいこと。
産むより育てる方が長い道のりなこと。
それを両親は当たり前にしてきたこと。
感謝しか生まれなかった。
大人になったものだ。
誰かをこんなにも愛せるようになったこと。
#創作大賞 #大人になったものだ
(写真は子供だった自分と大人になった自分が手を繋いでるイメージです☺️)
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