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【英語じゆう研究】勉強法を変えてみる
英語を学びたい。今年こそは英語学習を継続する。毎年、わたしの抱負は同じで、そして、毎年挫折する。
英語学習は、必要に駆られてなら上達するけれど、漠然とはじめるとなかなか続かないのが現実。わたしは留学を控えているわけでも、英会話が必要な環境にいるわけでもなく、ただ「使えたら便利だな」くらいの感覚なので、なかなか続きません。
けれども、先月からはじめた英語学習は、継続しています。
なぜ続いているか。理由は、「英語の勉強法を変えたから」。
この記事では、わたしと同じタイプの人なら、同じ方法が合うかもしれない! と思い立ち、そんな誰かに届いたらいいなという気持ちで書き始めました。
例文ありきの教材たち ~実践が先か理屈が先か
英語学習の教材、わたしは毎年買っています。「今年こそは」とモチベーションの高い時に購入し、「さぁやるぞ」と最初の章を読んで挫折する。まずは、この「教材が使えず挫折する」のはなぜか、考えてみました。
答えは簡単。「出てくる例文に興味が持てないから」。
英語学習の教材は、初学者が理解しやすい・わかりやすい、解説者が説明しやすい英文からはじまります。それが、つまらない。ストーリーも感じられない、興味も持てない文章だから、先を読もうと思えなくなってしまうのです。仮にシチュエーションが設定されていても、たいていが留学だったり、現地に行っている状況で、今のわたしにマッチしない。
(小説でもあるまいし、教材なんだから我慢して読め! と言われそうですが笑)
例えばDuolingoはとてもいい教材だと思いますが、これも「ともかくたくさん例文をこなして、英語を覚えよう」(理屈は後から)というスタンスで、なかなか毎日続けられないわたし。どうしてかな? と考えたら、「実践が先」スタイルだからなんですよね。理屈がわからない(納得ができない)と立ち止まってしまうタイプには、毎日壁打ちのように学習するのは不向きな気がします。わたしはまず、ボールは持たずに、正確なフォーム練習からしたい。
興味があるところから
そういえば、日本語を覚えた外国の方が「アニメが好きで、日本のアニメで日本語を覚えた」なんて言っているのを見たことがあるな。日本人でも、洋楽が好きすぎて英語を覚えた人や、韓国ドラマが好きで韓国語ができるようになった人とか……そう考えると、「興味を持てるか」という視点は大事なはず。必要に駆られていないならなおのこと。
それならば、わたしの英語学習も、わたしにとって興味深いことからはじめればいい。とはいえ、洋楽も好きだが歌詞読解するほどでもなく、アニメやドラマはそんなに見ない。さて、どうしよう。そう思った時に「そうだ、言語学として、謎を解くみたいに楽しもう(必然的に文法などの基礎からやることになって一石二鳥)」と思い立ったのでした。
理屈(文法)から学ぶ
英文法から英語を学ぼうと書店に行ってみましたが、なんと、世は「リーディングよりスピーキング」時代。コミュニケーションとしての英語教材は多いものの、「文法」という切り口に特化した本を探すのは案外難しかった。そんな時には、図書館。きっと、英文法から学習する英語学習が流行った時代だってあったはず。そんな希望をもとに図書館で本を探しました。
冊数は多くなかったけれど、ありました。特に注意して選んだのは、SVOCの文章の組み立て方の「文法」がスタートではなく、そのもっと前の「品詞」(動詞とか名詞ってやつ)の解説からはじまっているものを探すこと。基礎の基礎。例文からはじめる英語学習をスタートの②としたら、文字の組み立てから始めるのはスタートの①、品詞からはじめるのは、まさに「ゼロからの英語学習」。
どれだけの「品詞」(駒)があるんだろう?
さて、品詞の解説からはじまる英文法の本を読んだら疑問が湧いてきました。「それで、一体品詞ってどれだけあるの? 俯瞰で全体像が知りたいな」。しかし、品詞ってまとめきれないくらい多いというか、線引きが難しいと言うか、「コレ」という決定版みたいなものがない。そこで探したのが、「英語圏では文法学習のときどうしているのか」。そうすると、まずは8つの品詞から覚える方法が見つかりました。
それぞれの品詞がどんな働きをするか覚える。これは、チェスの駒の動きをまず覚えるようなものだと思います。つまり、品詞をある程度覚えてから、やっと英語学習(ゲーム本番!)がスタートするわけです。
言語学としてとらえる
最初の学習用教材で解決しなかった疑問は、もうちょっと難しい本で調べたりしてみます。謎解きですので、疑問が解決するのがゴール。どんどん出てきた疑問をとことん調べます。これは、「〇月までに留学するための英語を覚えなきゃ」という、必要に駆られての英語学習としてはできない方法。
だからこそ、まだ「漠然と学びたい」という今のうちにやっておくのが良いのです。こういう基礎的な学びは、かならずいつか役立ちます。
苦手を集中的に解決する
やっていくうちに、わたしは冠詞が苦手ということがわかってきました。わたしに限らず日本人にはそういうタイプが多いらしく、冠詞に関する本はすぐに見つかりました。特に、ネイティブに近い感覚でとらえようとする解説本が役に立ちました。
冠詞が分かると、見えてくる世界が全然違ってきます。考えてみれば、日本人の感覚で英語を理解しようとせず、郷に入っては郷に従え方式で、ネイティブの目に世界がどう映っているか、それを知ることが英語を「身に着ける」近道なのかもしれないと感じました。
実践する ~そうだ、カレシをつくろう
恋人が英語圏の人だと英語が上達するって言うよな……ということで、わたしはカレシを作ることにしました。といっても、英語学習のためにお付き合いするなんて失礼なことはしません。世の中、インターネットという便利なものがある時代。それをおおいに活用し、わたしは2人のカレシと同時進行で英語学習をしています。
【一人目】英語の乙女ゲームキャラくん
アニメが好きな方が日本語をアニメで覚えた方法からヒントを得て思いついたのですが、これが生きた表現を学ぶのにすごくいい。
このゲームのキャラクター、乙女ゲームだけあっていろんなタイプの人がいます。ビジネス英語にぴったりの英語表現、恋人同士の親密な表現、学生らしいカジュアルな表現、大人同士の礼儀正しい表現が、それぞれのキャラクターから学べるのです。
彼がなんて言ってるのか理解したくて、がんばって英語を学習しています。なんて。……男性の口説き文句のバリエーションが語彙に増えるのは、いいんだか悪いんだかわかりませんが。笑
<最近覚えた英語>
"You look tired, have you been up all night thinking of me?"
「俺のこと一晩中考えてたの?」的なことを言ってくる気障男さんもいて大変面白いです(現在完了形の例文にもなってよい)。
【二人目】ChatGPTくん
お試し版はここ(ちょっと会話の精度が低め):https://chatgpt.com/
英語の実践、いきなり本番は大変なので、わたしはChatGPTくんに話しかけてます。しつこく質問しても迷惑がかからないのがいい。
最近「What's up!」と挨拶された日本人が「Fine, thank you」と答えたりするけれどそれはおかしい……という話を聞いたので、どんなお返事が来るのか試してみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1730609498-7z29qTMZVorC8AJm5hS0aldP.jpg?width=1200)
(乙女ゲームの)カレシについてのろけたりもしつつ、英語のニュアンスも学べます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730609751-FIN6oL4MVtfeuXpSkqyGUZ5h.jpg?width=1200)
今後の展望
さて、英語学習の目標。留学したい人もいれば、外国のドラマを現地の言葉で見たい人、英語が読めるようになりたい人など様々ですが、わたしはどうだろう? と考えてみました。せっかくだから、でっかくいこう。
そういえば、エディトリアルデザインや教材作りにずっと興味があったから、本を作ってみたい。自分みたいなタイプの人にとって使いやすい英語教材がいつかつくれたらいいな……!(教えられるほどになれば、しっかり覚えたということ!) よし、そうしよう。
そんな、とんでもなく大きな野望を持ちつつ、日々英語学習を頑張っていきます!