心と身体がつながったきっかけは・・・?プロセスワーク×LGBTQ+合宿
2023年9月のプロセスワーク×LGBTQ+の合宿で出会った尚ときりんの二人の対談企画vol.6!
(過去の記事はこちらのマガジンから!)
合宿に参加するまでの二人のそれぞれの歩み
合宿を通して感じたこと、体験したこと
合宿からしばらく経って今、振り返って感じる変化←今回はココ!!
今を生きるわたしたちを何回かの記事にわけてお届けします!
参加した合宿&自己紹介はこちら!
今回の記事は、合宿から約1年経った今、昨年の合宿で何が起こっていたのか、「今のわたしたち」がふりかえります。
「葛藤やつながれなさ」をもった人同士で向き合うのは相当なエネルギーが必要です。
でもあのとき、わたしたちは、
・なぜ真剣に心を開いて向き合うことができたのか?
・なぜその勇気を持ち得たのか?
・普段語れないような深いところまで語り合えたのはなぜなのか?
そんな視点で振り返ってみました。
また、私たち自身が日常の実践に落とし込むことも頑張っているので、実際にこんな風に日常で活用しているよ!ということも添えてみたいと思います。
心と体の繋がりを取り戻した瞬間
🦒きりん:
次は、尚の話を聞かせてほしいなー。
尚にとっては一体何が可能になっていた合宿だったのか?それはなぜ可能になっていたのか?っていうところで、印象に残っていることをぜひ聞かせてもらいたいな。
🐋尚:
うん、話してみるよ。
尚は、当事者の立場とアライの立場にそれぞれなってみた上で、一緒にお互いの想いを語った時間のことが印象に残ってるよ。
その中でも特に、Vol.3の記事に書いた「言葉の衝撃を受けて自分の体がグラッとよろめいた」瞬間のこと。
🦒きりん:
私も尚がグラッとよろめく瞬間を見ていて、目に焼き付いてるよ。
🐋尚:
うん、他の人からみても、尚の様子はインパクトがあったのかなと思うんだけど、自分では気づいていなくて。
その時、Dayaさんにすかさず「今、何がおきたの?」って聞かれて、「え・・・?」ってなった。
自分の中では、意識が全然向けられていなかったから、「え?なんですか?」みたいなキョトンとした感じ。
身体がグラッとよろめいていたというようなことを伝えられて、
「あ・・・確かに、そうだったかも」って初めて気づいたんだよね。
だけど、あの時、自分の中で何が起きていたのか?をみんなの前で一生懸命言葉にして、語ってみた。
無意識にうごいた身体につながって、出てくる言葉をみんなに聴いてもらったんだ。
「毎日、日々を生きるだけでも傷ついているんだ。もう傷つけないでほしい」
「良かれと思って声をかけてくれたことも、ほんとうにつらい時があるんだ」
ということ。
自分が傷ついていることを話すのも勇気が必要だった。
でも言葉にしていくうちに、「自分の中で何が起きていたのか?」の解像度がどんどんあがっていく感覚とか、自分の心と体の感覚がようやく繋がってはっきりしていく感覚があったよ。
ああやって、体の感覚から心に繋がって、言葉にして表現していくってことは、普段は通り過ぎてしまったり、一瞬気づいてもスルーしてしまってるんだよね。
今回のぐらっとする感じもそうだけど、身体が固く緊張していることとか、手をぎゅっと握りしめているとか、普段何気なくやっていることってあって。
その体の声を聴くことで、癒されていく感覚をうけとったよ。
でも、身体感覚は、尚もそうだったけど、自分では気づけないところも本当に多いんだよね。
身体感覚にフォーカスをあてる、介入をするファシリテーターがいるからこそ、「心の奥の本当のことが語られる瞬間」が起きるっていうことを可能にするんだろうなと思う。
🐋尚:
自分の心の奥の本当のことが語られる瞬間をみんなが見守ってくれたことも、大切な体験になったよ。一生懸命言葉にしたことに、みんながまなざしをむけてくれてたことはずっと忘れないと思う。
一人ひとり異なる取っ掛かりをキャッチするアンテナ
🐋尚:
ちなみに、過去に参加していたDayaさんの場でも、自分が気がついていない非言語の「ふとした仕草や動き」をDayaさんが拾い上げてくれることが何度もあったんだよ。
そういう非言語の部分を拾い上げて意識を向けることを一緒にしてもらったとき、そこに自分の本当の声を聴くことができたり、心の動きがわかってきたりってことがあるんだよね。
🦒きりん:
うんうん、そうなんだね。
尚は身体症状が「とっかかり」になる人なのかなって思って、今、聴いてたよ。
「とっかかり」になるのは様々で、身体症状が強いときは、そこから自分の心につながったり、逆に心の声を身体の動きで表現してみるときもあったり・・・。
心と体の繋がりや自分との繋がりを取り戻していくのって人によってアプローチが違うのかも?って感じたの。
一人ひとりが心の奥にある声に耳を傾けられるように、自分と繋がることができるように、たくさんあるその人の「とっかかり」になりそうな入り口の中でも、そのとき、その人が、特に心の奥にアクセスできそうな入り口をDayaさんは見極めながらノックしてくれてる感じなんだよね。
だからこそ、一人ではなかなかアクセスしにくい深いところまで気づきが生まれていくのかもしれないなと。
🐋:尚
それは感じるなぁ。自分は、身体症状から声を聞くことがすごく生きやすさにつながっているなと思う。
中学生のときからずっと心からくる身体症状に悩まされていたんだよね。「原因不明の~」みたいな診断がよくついた。
そのときは、身体症状がなくなれば楽なのにっておもっていたし、心が弱いから自分はダメなんだと思っていたけど、今はそうじゃないなと思う。
合宿で、自分の心の奥の声に耳を傾ける時間をとったことで、本当に身体の声は大切にする必要があるんだと思った。
そして、合宿ではみんながきいてくれたけど、自分で聴く練習をしたいなと思っていて。
この身体症状は何を教えてくれてるのか聞いてみたり、ちょっと自分に負荷をかけすぎてるなと気づく「お知らせ」として受け取ったり。
身体が教えてくれることを大切にしようと思っていて、日常的に身体とつながる時間をとるようにしているよ。
合宿のこと、こうして振り返ってみたけど、まだまだ語りたいことがあるね!
また次回も話そう!
次回のプロセスワーク×LGBTQ+企画についてのお知らせ
🐬尚と🦒きりんの二人が参加した2023年9月の合宿は、今年は2つの企画になって開催されるそうです。
LGBTQ+フレンドリーなら参加できる2Dayの7月末の企画!
それから、LGBTQ+当事者&家族、現在現場のある人向けの9月の合宿企画!
どちらも本当にオススメで、ぜひ一度は体験してほしいです。
7/27(土)・7/28(日) 2days!!
LGBTQ+&アライがより繋がっていくために、分かち合いたい!
Dayaのプロセスワーク入門講座
LGBTQ+フレンドリーなら皆歓迎です◎
9/14(土)〜9/15(日) 1泊2日合宿!!
LGBTQ+と現場に立つアライに贈る
『ディープデモクラシーへの扉@大阪』 2024
〜「葛藤・つながれなさ」の先へ〜
LGBTQ+当事者&家族、現在現場のある人向け◎
ワールドワーク2024についてのお知らせ
もう一つ紹介させてもらいたい大事な企画が、ワールドワーク2024。
ワールドワークは、社会で起きている葛藤や対立を扱うことで、自分のことや自分と社会・世界との繋がりを深めることができる場です。
ジェンダー・セクシュアリティがテーマ。
誰もが参加できるのが、このワールドワーク。
この記事を読んでいるあなたに、ぜひ体験しに来てほしいと思います。
10/12(土)~10/14(月・祝)
ワールドワークLABO合宿2024 (山梨県 清里)
〜葛藤・対立を変容させていくための対話促進アプローチ〜
「ジェンダー・セクシュアリティ」をめぐる様々な声
Dayaさんの個人セッションのご案内
Dayaさんの個人セッションについては、下記のメールアドレスに【個人セッション問い合わせ】を件名にして、空きがあるかどうかも含めて問い合わせしてみてください。
processwork.daya★gmail.com
(★を@に変える)
個人セッションってなんだろう?って思った方は良かったこの記事も読んでみてくださいね☺
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