「あってうれしい、けど、さみしい?」25.1.2
今日はお風呂の国でサウナ初めをしたあとにブックオフに行った。
目当ては、
大みそかから目をつけていた『生殖記』。
なぜ年越しを待ったかというと、ブックオフのセールが1/1からだったからだ。
大みそかの日にも買うかどうか、かなり迷った。だって『生殖記』だよ。4冊の在庫があったけど売り切れてしまうかもしれないじゃない。でも、セールの20%オフも、なかなか捨てがたい。
悩んだあげく、大みそかは買わずに帰宅した。
そして今日。本があるかないか、ドキドキしながらブックオフへ。棚に向かう5メートルも、『生殖記』が一昨日あった場所が、別の本で埋まっているんじゃないかとドキドキしながら一歩また一歩と足を前へ進めた。
ついに本棚の前についた。顔を上げると、一昨日と変わらない堂々とした姿で『生殖記』4冊が鎮座しているのが目に入った。
「いよっし!」と格付けチェックで正解したGACKTのような快哉を心の中で静かに叫んだ。
それと、同時に一昨日と全く同じ様相で4冊変わらず鎮座している姿に、誰にも手にとられなかった物悲しさも感じた。
この街には私と同じように『生殖記』を読もうと思う人は、いないという寂しさだろうか?
いや、そんな寂しさじゃなくて、他の人も欲しがるものを手に入れたという喜びを感じたかったのに、4冊まるっと残っていて他の人は欲しがってないことを突きつけられたからだろうか?
どっちも、あるのかもなぁ。
ともあれ、読みたかった気持ちは嘘じゃない。
読みたかった本を無事に入手したので、あとは本を楽しむだけだ。