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中計なんてくそくらえ

社会人経験10年となり、最近は会社の中計(中期経営計画)の策定にも関与するようになってきた。最初は管理職に混じって将来に向けて議論することにワクワクしたこともあった。けれど次第に、その議論が報告会のための資料の出来に関するものにシフトしていくにつれて、私の中でやりたいことから単なる作業にシフトしていった。

無味乾燥したこの気持ちは何だろうと思っていたら、世の中的にも中計策定に関する問題提起がされていた。

なんて、良いこと言ってるんだ。上司たちに読んでほしいと思った。そして、この記事の最後の言葉がいまの私の状況にクリティカルヒットした。

「目先3年だけを考えたボトムアップ型のビジョン」に捕われている限りは、「知の探索」が進まず、結果として今後の成長も見込みにくくなるのです。

中期経営計画という病か企業をダメにする

ボトムアップで様々な計画を私たち一般社員に提案させてくるのだけれど、そのとき管理職からの目指すべき姿の提示は、よくて曖昧、ほとんどが悪いことに目指すべき姿すらも提案することを要求してくる。

そんな感じなので、中計策定をより上位の者からミッションとして与えられた管理職たちは、部下にそのミッションをおろしてそれを達成しようとする。そのため彼らは、私をはじめとする具体的な中計資料を作成する者の資料が期限通りに一定の品質を満たすものになるように管理する。

中計策定が目的ではないと、管理職たちは口では言う。けれど、どうしても策定することが目的になっているようにしか思えない。管理職の役割の中で”マネジメントとして部下を統率する”ことの比重が多くなってしまって、”リーダーとして部下を導く”ことの比重が疎かになっている気がする。

サラリーマンなので、言われたことはやるけれど、心の底ではこんな作業に時間を使いたくない。こんなことを部下にさせるようになるのかと思うと絶対に管理職にはなりたくないなぁと思う今日このごろ。

ほんと中計なんてくそくらえだ。

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