牧野 一志

詩作のほか、分野を問わず音楽を聴くことが好きです。読書も時々します。よろしくお願いしま…

牧野 一志

詩作のほか、分野を問わず音楽を聴くことが好きです。読書も時々します。よろしくお願いします。

マガジン

  • HzVerses

    詩と曲との干渉を楽しんでいます。ことばの少し砕けた感じを、ささやかな息抜きとして聴いていただければと思います。

  • 流転の宴 (るてんのうたげ)

    身近な自然と日々の生活で感じたことを記しています。ふとした合間にご覧いただければ幸いです。

最近の記事

聞いてあげるよ ♫

どんな悲しいことでも いつでも聞いてあげるよ 気にせず、ゆっくり話してみな 悲しみが和らいでいくはずさ どんな悔しいことでも いつでも聞いてあげるよ 気にせず、ゆっくり話してみな 悔しさが消えていくはずさ あなたが元気を取り戻し 笑顔をみせてくれれば 受け留めていたままの 悲しさや悔しさが私からも消えていく だから、いつでも聞いてあげるよ そして、はやく笑顔をみせてほしい

    • 壁 ♫

      一人じゃ越えられない壁がある 越えようとして頑張っても壁は高い 壁を見上げて手をかざしてみる 超えられない壁の高さを見ている 一人じゃ越えられない壁がある 仲間、大切な仲間が集まり 壁の前、横一列、見上げてる 行くぞ、の声でみんなが壁に手をかけた 突起に手をかける、グリップをきかせる、足場を確保する、体をおこす、仲間に声をかける、手を差し伸べる、みんなで乗り超えていく 壁の向こうの新しい未来に向かって

      • 邂逅

        一塊に身を潜め 無明を飛翔するあなたは 此岸に降り立つ 月明かりの砂丘に 目覚めた佳人の 緩やかで誇らしい歩み 見上げた無辺の星空に 再びの変転を映し出す

        • 邂逅 ♫

          一塊(ひとくれ)に身を潜め 無明(むみょう)を飛翔するあなたは 此岸(しがん)に降り立つ 月明かりの砂丘に 目覚めた佳人の 緩やかで誇らしい歩み 見上げた無辺の星空に 再びの変転を映し出す

        マガジン

        • HzVerses
          14本
        • 流転の宴 (るてんのうたげ)
          43本

        記事

          暑いぜ ♫

          暑いぜ と言っている間に ほんとに暑いぜ 炎のホイールでぐるぐる回る気分 いい加減にしろというだけ 暑くなる 暑いぜ と言わなくても ほんとに暑いぜ 滝の流れをどんどん受けてみたい 思ってみたあとで、どっと 暑くなる

          いつまでも ♫

          ふと立ち止まり、思い出した なにごともなく 毎日が過ぎていく いつの間にか、痛みも消え あの笑顔だけが 残っている ふと立ち止まり、まわりをみると なにごともなく 街はにぎやかなまま いつでも聞くよといってくれた あのことばだけが 残っている いつまでも残っている

          いつまでも ♫

          いつまでも ♫

          そんな気分さ ♫

          見上げると雨が 曇り空から落ちてくる そんな気分さ、今は  だろ? 見上げると雲が 風に押されて流れていく そんな気分さ、今は  だろ? あしたには、空も晴れて いい風が吹いてくる  だろ?

          そんな気分さ ♫

          そんな気分さ ♫

          ドキドキ ♫

          通りでバッタリ 同じクラスの人と目があい 急にドキドキが ジーンズショップの立て看板、チカチカ バーガーショップのスタッフがにこにこ 路上の話し声、店内BGM、自転車のブレーキ すべてがドキドキ キックオフで始まり ゴール裏のあの人と目があい 別のドキドキが 敵はがんがん出てくる、ボールは転々 声がでない、走りはスローモーション 監督の怒鳴り声、ホイッスル、応援の悲鳴 すべてがドキドキ

          ドキドキ ♫

          ドキドキ ♫

          陽炎 ♫

          目先の仕事を無心でこなし 泥のように眠り、また仕事 仲間をいつも背後に 止めたままでやり過ごし いつかは立ち止まり 笑顔で向き合えると いつか、その日がくると 心のどこかですがっていた 夢みる先は、陽炎のように 遠くへ逃げていくばかり そうさ、陽炎は陽炎さ 追いかけても、逃げていくばかり slowdown 今こそslowdown slowdown 今こそslowdown 流れていた景色が見えてくる 仲間の声が聞こえてくる slowdown 今こそslowdown slowdown 今こそslowdown

          夜明け前 ♫

          あとどのくらいで、夜明けなの 暗い外を窓越しに見ていると 街の灯りが静かに点り続けている 窓辺で微睡んでいる今は 心を解き放す穏やかなひととき あとどのくらいで、笑顔になれるの 薄闇の外を窓越しに見ていると 街の灯りが一つずつ消えていく 窓辺で夜明けを待っている今は 心が解き放される好きなひととき

          夜明け前 ♫

          夜明け前 ♫

          蛍 ♫

          水辺に散る月明かり 流れる雲が薄闇を広げ 静寂に蛍がそこここに 話は途切れ途切れ 影だけが立ち尽くす 気付くと 微かな光が 微笑みを映している

          ナルシスト ♫

          私は天才よ Any questions? なにか質問はある? 面倒なやつでしょ、私は でも、みんなから頼りにされているの だから、いつでも全力で向き合い がんばっているの 本当よ

          ナルシスト ♫

          ナルシスト ♫

          仕事終わりの ♫

          仕事終わりの一っ風呂が最高さ 手足の隅々まで、伸び伸びととしていく 湯舟のじいさんの鼻歌がぐっとくるね 仕事終わりの冷たい一杯が最高さ 五臓の隅々まで、酔いが回っていく となりの若者の笑い声が楽しいね あしたも暑くなりそうだな

          仕事終わりの ♫

          仕事終わりの ♫

          メリーゴーランド ♫

          陽が沈むと 月が夜空に浮かび 星空が深く広がる 無限の宇宙に 輝き続けている メリーゴーランド 遠い星から 海に浮かぶ雲は 見えているのだろうか 無限の宇宙に 輝き続けている メリーゴーランド

          メリーゴーランド ♫

          メリーゴーランド ♫

          少年よ ♫

          空虚さに打ちのめされ 為すべきを知らず 複雑さの怒濤の中で ただ立ち竦むばかり 身構えよ 斥候のように身を伏せ 黙視せよ 未来に伝えるために おまえのひ弱な迷いなど 誰も待ってはくれない 自分を信じて進み続けろ

          ある川の風景

           夏に白石川の「六本松」で、よく泳いだことを思い出した。その上流の右岸から流れの一部が隧道に取り込まれている。その隧道が江戸時代に作られたことを、小学生時に教わった。  後に、資料で江戸時代後期に、白石城主片倉氏の家臣であった片平観平親子が中心となり、私財を投じ、十年がかりで隧道を完成させたと知った。  その隧道は、白石城跡の西側で、二方向に分かれる。一方は館堀川として城山の内堀のように北から東、さらに南側へと回り、小高い益岡や寺前に沿って流れ、田町、新館を経て、所々で水田な

          ある川の風景