グリセリンフリーは必要？化粧品研究者が徹底解説

近年、グリセリンフリー化粧品の人気が高まっています。本記事ではグリセリンフリー化粧品は本当にスキンケアに必要なのかについて、化粧品研究者が徹底解説します。

なつなつ（化粧品・皮膚科学の研究者）

近年、グリセリンフリーの化粧品の人気が高まっています。

グリセリンフリーは近年提唱されるようになった美容の考え方の一つであり、グリセリンを配合しない化粧品を使用するという方針のスキンケアです。これによって様々な肌へのメリットがあるとネット上では噂されています。

一方で、なぜグリセリンフリーが肌に良いとされているのか？本当にグリセリンフリーは肌にメリットがあるのか？という点について、科学的根拠に基づいて正しく解説している記事はほとんど存在しません。

そこで本記事では化粧品研究者である私なつなつが、スキンケアにおけるグリセリンフリーの是非について科学的根拠に基づいて徹底解説します。

• なぜグリセリンフリーが選ばれているのか？

• 本当にグリセリンフリーのスキンケアは正しいのか？

• グリセリンのスキンケアへの活用方法とは？

主に上記のポイントについて分かりやすく解説します。

近年ではグリセリンフリーの化粧品が増えてきており、ドラッグストアなどでも手軽に手に入るようになってきました。一方で本当にグリセリンフリーのアイテムをわざわざ選ぶべきかどうか、迷われている方も多いと思います。

そんな方にはぜひ本記事を読んでいただき、グリセリンフリーについて理解を深めて頂ければ幸いです。それでは早速解説を始めていきましょう。

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なぜグリセリンフリーなのか？

さて今回は、ネットやSNSで何かと話題になる『グリセリンフリー』について解説していきたいと思います。

美容インフルエンサーの中には、グリセリンフリーをオススメしている人も結構多い印象です。しかしグリセリンフリーの考え方が本当に正しいのかという点について、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか？

今回はグリセリンフリーの是非について、皮膚科学的に正しい知識に基づいて詳しく解説していきたいと思います。皆さんの今後のスキンケア選びの参考にもなると思いますので、ぜひ最後までご覧頂ければ幸いです。

さてそもそも、なぜグリセリンフリーという考え方が提唱されるようになったのでしょうか？ネット上の記事を読んでいると、グリセリンフリーが推奨されている理由には主に以下の2つがあると考えられました。