Summer
面白かった本や映画の備忘録です。
オープンダイアローグとの出会いから今までこれから色々。
写真の抽象画はパウル・クレーの「ポリフォニー」先週、偶然入った喫茶店でこの絵を見つけた。最近またODにコミットし始めたからポリフォニーとかリフレクティングとか違う意味でも反応してしまう。ここ最近ちょっとシンクロっぽい考えに触れたので書いておく。 斎藤環さんによるとポリフォニーには水平のポリフォニーと垂直のポリフォニーがあるそうだ。水平はおなじみの一人一人の多声性なのだけど垂直の方は自分の中の多声性つまりこうゆうことだと思うんだけど.. 「沈黙」は垂直のポリフォニーを高める
没入感がすごかった。4Dよりも体感できる映画。虫の声、暗闇、絡みつく熱気、発酵するチチャ(発泡酒)、チチャのポコポコする音・・そういうものをじっとみている内にふっと意識が飛んでさあっと風が吹いてくる。気持ちがいいだけではない、主人公のセバスティアンが森を登る、だんだん疲れてくる、身体が熱くて水が飲みたい、蜂がそばにくる、払うと言った不快感もリアルに感じられて正にぞわぞわした。 どうしてこんなに没入感があるのか、もちろん監督とセバスティアンの間に信頼を超えた何かはある、監督の
タイトルが秀逸すぎて思わずポチる。中島さんの本は初めて読むが大好きな伊藤亜紗さんと同じ大学の教授で一緒に研究してるとわかり軽くコーフン。 いい事って「思いがけず」なぜか「やっちゃった」くらいがベストなのかも知れないなと思う。 吉本隆明さんの言葉で「いい事をしている時は悪い事をしていると思ってやるとちょうどいい」というのがあるけどそれとも少し似ている。「いいことが自分の中だけにあるときはいいのですが、それが行為としてあらわれたとき、見た人が不愉快になる場合があるわけです。日
先日オープンダイアローグオンライン研究会(おんけん)さんのセッションに参加させていただいた。 前回7月に参加させてもらって2回目。結論から言うと、とってもオープンダイアローグだった。zoomでも基本がちゃんと守られている限りODは可能である。むしろこちらの方が精神的、肉体的にも楽な方は多いのかもしれない。 1回目はセッション2回とも聞き役で、雰囲気がとてもよく、また同じメンバーだったらいいなぁなんて思いながら参加した。 今回も聞き役に徹しようかなんて思ってぼーっと参加し
これを本当に危惧している。今、自粛で休業しているこういう街のお店たちって存在だけで本当に自分にとっての癒しだったんだと感じている。 自分にもできることとして大好きなカフェとミニシアターに少しばかり支援した。こんな風にネットですぐ支援できるなんていい時代だ。常連たちがなんとか頑張ってると思う。でもそれも限界がある。みんな苦しいし。 やはり政府が徹底した休業保証をすること、補償と自粛はセット。それしかない。もしこれらの場所が街から消えてしまうとしたら喪失は計り知れないなって思
朝、家族LINE(弟、父)に送った志村けんの動画に弟の既読がついてなかったので「大丈夫ー?何でもなかったらいいよ」と送ったらすぐに既読がつき電話がかかってきた。弟は三重に住んでるので横浜との状況の違い、政権への不満、最近観た映画、私たちロスジェネ世代の問題点などを話しあいスッキリ、はしないがほっとする。最近夫以外の人と直接会話をしてなかったので嬉しかった。弟は聞き上手なのでついつい話してしまう。 しかし昨日の😷二枚ショックの為かそれに関する情報を見るたび腹が立って、いろんな
お盆過ぎだというのにお宮の裏にひっそりと集まって紫陽花がこんなに綺麗に咲いていた。関東とは本当に気候が違うのだなぁ・・。 連続講義の第2回目。 会話と対話の違い、という話から始まった。第一人者であるヤーコ・セイックラは対話は呼吸と同じくらい自然にやっている。どうしてできなくなってしまったのか。と言ったそうだ。 前回、対話というのは言葉だけではない、という話があった。言葉でのやり取りが成立しないけれど対話は成立している、ノンバーバルなコミニュケーション。これは赤ちゃんなん
講座を受けてからの1カ月はまるで3ヶ月に感じられるような 濃い時間が続いた。 沢山の出来事があり、いろいろな人と対話した。 休日も予定が入りなんとなくせわしい感じもしたが心の中にいつもぼんやりとすいめいさんからの宿題、自分を大切にする、という言葉があった。そして何か決断を迫られる時、この言葉が浮かんだ。今まではどうやって決断していたんだろう、と思った。 「自分を大切にする」という言葉が浮かぶ時、それって自分を甘やかすということとは違うよなという言葉がセットで浮かぶ。今まで
森川すいめいさんのオープンダイアローグ(OD)の連続講座に行ってきた。医療者向けではなく一般向け。 ある日、たまたまtwitterでこの講座を見かけ、なぜか参加ボタンを押していた。すいめいさんの名前は記憶にあった。昨年末、ボランティアで池袋「TENOHASHI」で炊き出しに参加した際、ホームレスの方々の健康相談をテントの下でしているのを見かけた。ご多忙な方にもかかわらずすいめいさんの周りだけ空気がふんわりとしていて印象に残っていた。でもそれだけといえばそれだけで特に強く惹か