記事一覧
【放送概論風味】この春から「放送概論」を学ぶだろうあなたへ
いよいよ4月。春から #放送学科 で学ぼうというあなたは、本来ならば入学の式典に参加し、多くの同級生や先生方や先輩方に会い、ガイダンスやオリエンテーションを受け、大…
消費行動の体験選択モデル
消費行動とコミュニケーションのモデル
消費行動モデルあるいは広告コミュニケーションモデルと呼ばれるものはマーケティング領域では数多く提唱されてきた。その代表的なものといえばAIDMA、DECAX、SIPSといったあたりであろう。広告やマーケティング・コミュニケーションがどのように消費行動に結びつくかを表現しているそれらは、時代ごとに改良され提唱されてきた。その変遷を追うと、メディアとマーケットの変
【放送概論風味】2021八月テレビ
8月は毎年、終戦に合わせた番組が数多く放送される。新聞や雑誌などの特集も合わせこれを「八月ジャーナリズム」と呼ぶこともある。
8月はまず、ヒロシマ・ナガサキにはじまり、815の終戦記念日を迎える。と同時に多くの地方では月遅れのお盆。テレビでも追悼の意味も含めた番組が多くなる。
コロナ禍の2021は、さらにオリパラの開催もあって、かなり特殊な8月であった。7月後半から8月前半はそもそも実施するのか
中国の「新型ウイルス自発ガイドライン」
このnoteを書いている時点では、JHUのサイトを見ると、中国ではほぼ流行収束期に入ったCOVID-19を世界各国が追いかけている、そんなような状況に見えています。
中国に住んでいる知人とは、あちらのSNSを使ってしばしば連絡を取り合っています。その中の一人、浙江省に住む大学院生が、日本の知人や学生の友人たちにあてたメッセージを転送してくれました。
それは今回の新型ウイルスに対応している中
【社会現象の解読風味】デマと不安と安心と
2020、2月。おそらくそれは「コロナウイルス」という名前と共にかなり長く記憶されることになるのだろう。その月末には、社会学者としてはなんとも腑に落ちないコトバ「善意のデマ」なるコトバが流行している。
善意であろうが悪意であろうが故意ではあるので、デマはデマだろうと僕は思うのだが。
この瞬間に最も問題となっているのは「ティッシュやトイレットペーパーは、現在不足しているマスクと同じ原料であり、中国
【社会現象の解読風味】::SKE48はアイドルじゃない、という話
先日、僕が『マイスター』と読んでいるフォトグラファー/ライターが久しぶりに研究室にやってきてくれてしばらく話をしていた。彼のつくるSKE48についての記事は、良くも悪くもファンのサイドに立っていて、顕在的潜在的ふくめ彼の記事の熱さに心を打たれている読者もきっと多いはずだ。
その彼が言う。「今、SKEはアツイです。オキドキ、パレオのころのあの盛り上がりが戻ってきています」と。
いや、これは困った。
世界には本当にたくさんの人生がある。でも自分が生きられるのはそのうちの一つだけ。
【社会現象の解読風味】::「AKB商法」という言葉の使い方についての若干の違和感
違和感の源泉
それはAKB商法の終焉だの、AKB商法の行き詰まりだの、そうした言葉で(多分)検索上位に行こうとするニュース記事やblog記事が量産されているという現状である。
その97%(当社比。笑)はNGT48での一連の「事件」をきっかけに書かれている。あとは総選挙を行わないことに特化したものもあるけれど、基本、新潟でAKBは終わったねとでもいいたい記事がたくさんたくさんある。そうなのか?AKB
【作品研究風味】あまりに美しい(?)CM
本当に美しいお二人によるCMです。
アリーナ・ザギトワ選手、エフゲニア・メドベージェワ選手。金メダリストと銀メダリスト。撮影はモスクワ。ただごとではないでしょう。すでにザギトワ選手は半年前にも登場しているのだが、それとてただごとではない。
このCMでは、フィギュアスケータとしてのお二人をきちんと使っている。半端なことはしていない。それだけ制作には力が入っているということでもある。ただの話題とし