【講座レポート】スキルゼロ・トレーニング導入編
みなさんは「スキルゼロ・トレーニング」という言葉を聞いたことがありますか?
私は今回の講座で、初めて聞きました。
「オンライン講座するのでよければ参加ください」と招待され、「何をするんだろう」と思いながら参加した講座(それでいいのか?笑)
思っていた以上に面白かったので、勝手にレポートにまとめてみました。
■登壇者自己紹介
・LCA株式会社、留学事業の営業統括、佐藤ガルシア渉さん(https://note.com/garciawataru)
・株式会社好生館プロジェクトの横井優樹さん(http://company.koseikanproject.com/)
から自己紹介をいただきました。
「早口ですいません」とおっしゃていましたが、お二人ともハキハキと話してくださるので、とても心地よいテンポでした。
■アイスブレイク
参加者が30名近くいたので、交流や質問などはチャットでのやりとりを起用。
「最近楽しかったこと」をテーマに、いろいろな意見が飛び交っていました。
佐藤さんと横井さんが都度都度拾ってくださり、文章でのやりとり以上に盛り上がりをみせていました。
■スキルゼロとは
スキルゼロとは「スキルがない」ということではありません。
日本人は真面目なので、「スキルがない」「できない」ということを言いやすいとのこと。
そのせいで相手とのコミュニケーションが切れたり、共通言語としたいものが伝わらなかったり「スキルマイナス」状態になることも。
でも視点を変えてみれば、どうでしょう。
たとえば、日常的にスマホやパソコンを使える人は多くいるはず。
特別なITスキルがないと思っている人でも、「パソコンが触れて、オフィスソフトの基本操作ができる」なら、それは「スキルゼロ」状態であるとのこと。
「できない」と思っているけれど、実はできていることがあるというのを発見していく。
物事をポジティブに捉えていく、その変換がスキルゼロ・トレーニングとなります。
まずは自分ができること(小さな夢のカケラ)を探してみましょう!と佐藤さん。
小さな夢のカケラ……うまい言い方だなと思ってしまいました。
■ワーク「今自分ができることをリストアップ」
仕事にしている、していないは別にして、今自分ができることをリストアップしていきました。
私が時間中にアップしたのは以下の項目。
・検索することが得意
・人の意見を引き出す
・ナレーション
・速読
・求人制作
仕事としている求人制作以外でも、「こういう情報探しているんだけど」と検索を依頼されることも多いなぁと、振り返っていました。
「人の意見を引き出す」のは、営業時代に培ったスキルで、インタビューや読書感想文教室のときに応用できている気がしました。
■リストアップしたスキルを掛け算
スキルをリストアップすることは、冷蔵庫に食材を溜めていくようなもの。
そのなかで、とがったもの(食材そのままで美味しそうなもの)は単品で活かせるとのこと。
たとえば、弁護士とか税理士資格などは単品でも十分なスキルとなります。
両方持っている人は、フォアグラにトリュフを乗せてようなもの(最強!笑)
「とがったものが何もない」と思っている人でも、食材を組み合わせると、美味しいものができることがある。
まずは「組み合わせる」発想をもってみよう。
自分が今できることを堀下げてみて、他のことに転用してみてくださいとのことでした。
このあと、チャットに上がってきたスキルなどを見ながら、佐藤さんと横井さんが「こんなことできそうですね」とアドバイスをくださいました。
■相手への届け方1「マイナスではなく、ゼロと言う」
リストアップをしたら、それをスキルゼロの状態に持っていく(持っていけるように考えてみる)ことが大切とのこと。
できるかわからないけれど、「スキルゼロ」状態なので、とりあえず「できる」と言い、それを欲しそうな人に届けていく。
「じゃあ、お願い」と言われた場合、「その人はあなたができる」と思ってお願いしている。
人は、やらざるをえない状況になれば、どうにかやれるもの(笑)
たとえば、WordPressはログインできれば、あとはプラグインやGoogle検索などを活用していけば、それなりのものは作れる。
「なんでもできる」というのはリスクだけれど、逆に「クオリティは普通ですが、早さと安さには自信があります」など、スキルゼロ状態をうまく伝えていければ良いのかなと。
■相手への届け方2「詰め込みすぎはNG」
営業やマーケティングの話にもつながるが、できることをすべて伝えてしまうと、相手が引くことがあるとのこと(満腹状態に)。
相手がどんなことを望んでいるのかを見極め、求めている人に、適切なものを届けることが大切。
スキルゼロ・トレーニングでは、リストアップしたあとに、「どれを」「どうやって」「誰に」届けるのかを考えることが最初の仕事。
「リストアップはメニュー化」でもあります。
提供する側(あなた)はサービスの全容がわかっているけれど、受ける側は漠然としかわかっていないことが多い。
そのため、リストアップしたことを掘り下げていくことで、より詳細なサービスを作ることができる。
例)
△ Webサイト制作50万
○ サイト構築、運用、サイトマップ、問合せフォームで50万
※バナー制作、イラスト提供は+20万
のように細分化してわかりやすいように明記することで、収入アップにつながることもあるそうです。
■スキルゼロ・トレーニングを楽しむために
最後に、成功している方の実例紹介をしていただきながら、スキルゼロ・トレーニングを楽しむためのコツを教えていただきました。
「楽しむことをとことん極めるのもOK」
「専門スキルを突き詰めてみる」
「想いは人を動かす」
また、佐藤さん自身の体験談も交えながら、「これからはAI時代と言われるが、AIにはできない「おもてなし」「ひと手間」を心がけてみることが大切ですね」とお話してくださいました。
■登壇者からの余談
どんな講座でも、何か学んで帰る姿勢を持つことが大切。
プレゼンうまくないなと思った時でも、なんで伝え方が下手なんだろう(どうしたらうまく伝わるのかをそこから学ぶ)と考えることで、そこから学べることも。
講座を受け終えて、自分がその後どう活かすのかを考えるのも大切な一つだとお話してくださり、「なるほど」と納得した私でした。
■まとめ
大学生、会社員、フリーランスといろいろな顔ぶれが集まった1時間半。
直接声を交わすことはありませんでしたが、チャットも盛り上がり、個人的にはとても心地いい時間でした。
これから何か新しいことをはじめようと思っている人には、参考になる考え方かなと。
私自身も「できない」「無理」など、「マイナス」に考えることが多いので、「スキルゼロ」という考えは新鮮でした。
ここから先何かをはじめるときに、まずはできることをリストアップし、ニーズに合うものを抽出、しっかり細分化したメニューを作っていきたいなと思いました。
佐藤さん、横井さん、有意義な時間をありがとうございました!
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