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縁は、切れば切るほどいい。
40年生きてきて、最近ようやくわかったのは、人との縁はガンガン切るべき、ということ。
ご縁は大事にすべきだとアホみたいに思い込んで、どんなクソ縁も後生大事に持ち続けた結果、抑うつ状態になって仕事もできなくなるほどにまで追い込まれたわたしが言うんだから間違いない。
わたしは、良縁からクソ縁まで、ありとあらゆる縁を大切にしてきた。
クソ縁でも、わたしに問題があるのかも、わたしの言い方がわかりにくかったのかもなどと考えて、どうにかこの人との関係を良くしたい、と足掻いた。
頼られると断れないし、どうにか都合をつけて、いろんな人のいろんな問題に尽力しようとした。
そんなことを続けていると、いわゆるテイカー気質の人を次々に引っ掛けては消耗したりもした。
テイカークソ人間に搾取されているせいで常にエネルギー不足。良い人、良い縁を大切にする余裕を失ったりもした。
また一方で、ご縁を大切にしなければと思うあまり、人との距離感を詰めるのも苦手だった。相手のことをもう少し知りたいとか、近い距離に行ってみたいと思っても、縁が切れるのが怖くて、浅い関係性しか築けない。
そんなわたしに近づいてくれて、良い関係を築けた友人たちには感謝している。けどそんな良い関係が気づけている友人は少なく、わたしから近づくことで良い関係性になれたかもしれない縁は、自然消滅してしまうから結局残らない。
対等でない関係性、リスペクトが感じられない関係性は、クソ縁認定してさっさと縁を切るべき。
その人のために使った時間やお金が惜しくても、関係が続く限り損害は増え続けるだけだから、損切りすべきだと学んだ。
縁が切れるのを恐れて浅い関係性しか気づけてない人に対しては、興味があるなら自分から近づいてみるべき。
その結果、やっぱり合わないなとなって縁が切れても、その縁は切るべき縁だし、そうやってガンガン縁を切ることで、本当に大切にすべき縁の輪郭が見えてくる。
それから、縁は一度切れたら永遠にさよなら、ではない。
何かの拍子に復活する縁もあるし、前はイマイチだったとしても、今回は良い縁になったりもする。
※クソ縁については基本、一生クソ縁のままということが判明しています(わたし調べ)。
思えば、過去のわたしは人に執着していたと思う。
関わった人からは嫌われたくなくて、自分を押し込めて、無理していい人のフリをして自分の時間や労力を大盤振る舞いしていた。命の無駄使いだった。
今のわたしは、人への執着がかなりなくなったと思う。
好きな人にはどんどん会いに行き、そうでもない人には連絡しないし、連絡が来ても無視したりする。中途半端に感じよく断るより、無視するほうが分かりやすいからなるべくそうしてる。
ときめくモノだけ残してそれ以外を手放すイメージで、人との縁も、ときめくものだけ残していく。
これからも、わたしはもっと、自由になる。