Always with me 海の緑、空の青
シンガーソングライター細木夏美の2nd Album 「Tenderly」楽曲紹介第4回。
この連載では楽曲解説と歌詞の初公開をしています。
今回紹介する曲はアルバム7曲目のこの曲です。
Always with me
潮風が誘ってる
さあ目を覚まして 旅に出よう
太陽の女神もここに来ていたの
その胸に触れたら 感じる物語
I hear the song, always with me
隣で笑ってる風に
明日も並んで ただ揺られよう
夏が来て 日射し踊る
頼りないポストカード眺めて
足元に浸かる水は
海の緑 空の青
もしも来てくれたら すべて輝くの
ため息さえ忘れて 信じてこの想い
I hear the song, always with me
どこへも駆け出すメロディ
明日も集めて ただ星を待とう
ゆるやかな白い階段すり抜けて
海辺にそそぐ 昔の憂鬱
いつまでもときめき秘めていたいの
フルーツカクテルみたいに 甘い気持ちにさせる
I hear the song, always with me
隣で笑ってる風に
明日も並んで ただ揺られよう
I hear the song, always with me
どこへも駆け出すメロディ
明日も集めて ただ星を待とう
ただ揺られよう
***
昨年末に書きかけていた「Tenderly 全曲解説集」は、実は6曲目までしか進んでいなかったので7〜9曲目については”これから”全部を書くスタイルです。
Always with me
この曲のイメージは、”女性が弾丸旅行で南の島へ一人旅に来て綺麗な海を見ながらゆっくり過ごしている”みたいな感じ。仮タイトルは「海が聴こえる」だった。南の島のコテージでカゴでできたベッドに横になって頭にプルメリアのお花のっけて甘いフルーツのお酒を飲んで潮風と海の音をを聴いている、という完全にリゾート気分なイメージの曲。旅行会社のCMとか、どうですか?(とまた営業トーク)。旅に出よう、と思うけど、このご時世では難しくなってしまいましたね。。
このアルバムの中でも一番と言っていいほどゆっくりのテンポで作っている。ゆっくりテンポって本当に難しくて。何度も録り直した記憶があるな。Cメロの展開はかなり大胆に、いろいろ遊んだ。歌詞もいい感じに降りてきたので。エンディングのメロディなんかは完全にスチールパンが頭の中で鳴っていて。カリブ海に行きたいと思った。緑の海と青い空。これはビートルズか好きな人ならピンと来るかも、なフレーズだな。綺麗な海や景色を見れば心も身体も癒やされる。シンプルな気持ちを見つめて見ればリフレッシュできる。日常でも非日常でも、心で思うといつでもそばにいる。そんなメッセージを込めて。アルバム通して聴いているとこの辺でだいぶ眠くなっていると思います。
「Always with me」
楽曲視聴と合わせてお楽しみください。
「Always with me」はApple MusicやSpotify等、各種配信サイトから視聴できます。一覧はこちら↓
思えば、この「Always with me」は自身の曲の中ではじめての夏の歌です。じつは最近新たに作っている曲が夏の曲だったのでその流れで今回この曲を紹介しようと思いました。
最近は季節が逆戻りしたかのように暖かくて、暑くて、驚いてしまいますね。それでも太陽は容赦なく早く沈んでいってしまう、その部分だけは変わらない不思議な感じ。そろそろ季節が戻ってくるというので寒さの苦手な私は用心しております。ついこの間は、寒さに備えてオイルヒーターを購入しました。でもこの暖かさだったので、まだ稼働させていません。私の創作部屋は寒い方角にあるので冬を乗り切るのは毎年課題ですが、今年はきっと!!寒くても夏の歌を作るなんて、ファッション業界がいくつも季節を先取りしている気分です。本当は夏の間に完成しなかっただけですが笑。後ろ向きはやめましょう。もう先取りしているのです「2021Spring & Summer」ですよ!!
タイトルの写真は2018年夏の沖縄・うるま市です。綺麗です。
またこのような景色に会いに行きたいな。今はコロナの波を乗り越えなければならない。大変な時期だけど、大切にしたいものは忘れずに。ちょっと無理して動いたり気を張ったりしていても休息を忘れずに。ネットで購入したお抹茶の消費期限が迫っているので私はお茶でも淹れようと思います。お菓子も添えてね。
うん、4回目までくると”連載”と胸張れるな。全9曲だからそろそろ折り返し地点ですね。次回もお楽しみに!
細木夏美