はじめてのレタッチ
『レタッチとは、メイクで言うなら眉毛を描くようなもの』
とあるイベントで、フォトグラファーの伊佐知美さんが言っていた言葉。
それまでレタッチなんて言葉も知らず、写真に手を加えること、加工することを良し思っていなかったわたしに、この言葉はとても自然に、すんと心に入ってきた。
撮りたい写真が撮れないなら、撮れるまで何百枚も何千枚も撮ればいい。
そしたらいつか、被写体が心を開いてくれるから。
その考えは今でも間違ってはいないと思うし、そうやって被写体と向き合うことは大切なこと。
インスタ映えは嫌いじゃないけど、わたしの求める写真とはどこか違っていて。
けれどわたしは、SNSで頻繁に流れてくる、おそらくたくさん加工されたであろう写真を見るのも、好きだったんだ。
伊佐さんのその言葉を聞いてからというもの、わたしはレタッチに強い興味を持った。
どうやったらわたしの写真も、こんなふうに綺麗になるんだろう?
色々と調べて、VSCO・Snapseed・Foodieというアプリからなら、スマホからでも手軽にレタッチできることがわかった。
でもいかんせん、使い方がよくわからない。写真は好きだから、コントラストやホワイトバランスなどの言葉の意味はわかったけれど、それらをどう組み合わせたらいいのか、まったくわからなかった。
そして今日出会った古性のちさんの記事。
こんなにすべてを語ってしまっていいの?と思ってしまうくらい、のちさん流レタッチ術が詳細に書いてあった。
これこそ、わたしが知りたかったこと。わたしは息を飲んで記事を読んだ。
幸いにも、ダウンロードするアプリは合っていたらしい。
露出→コントラスト→トーンか、なるほどなるほど。。
のちさんのほんわかした写真がコントラストを強くしているのは少し意外だったけれど、たしかに影を柔らかくするなら必要なことなのかもしれない。。
部分調整ってなんだかわからなかったけど、こういうふうにして使うんだなあ。
そんなふうにあーだこーだ考えながら、はじめてちゃんとしたレタッチをした写真がこちら。
レタッチ前
レタッチ後
元の写真も好きだけど、レタッチした写真もとても綺麗にできた気がして、嬉しくなった。
のちさん、手軽で素敵なレタッチ術をありがとうございました。
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ