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【英語】音楽によってHow to feel<どう感じるべきか?>を言われると安心して聞ける私たち

夫は自分では認めないけれど、本と音楽のコレクターです。

先日、彼の取り出してきたJohann Johannssonという、映画の音楽で有名な音楽家のCDセットに聞き惚れてしまいました。

Johann Johannsson

この中の”Orphee”という作品が、とても穏やかで今の私の心象と合ってました。

私は映画が大好きで、そこから英語にもハマり、アメリカにハマり、、という経緯を辿って英語とアメリカに没頭し、渡米した流れがあります。英語にハマる前は、ずっと幼少の頃からピアノ、そして学校では他の楽器をやってたので、もちろん映画音楽も大好きなのです。

いろんな映画のファンではありますが、一番好きな映画はやはり、サウンドトラックが最高という場合が多いです。映像と音楽で作られるその世界に引き込まれると、私の場合は映画の大ファンになります。もちろんそこに、究極の演技と台本が重なれば、最高です。

このCDの背表紙に、こんなことが書かれていました。

how to feelというのが気になります

“Johann Johannsson expanded our idea of what film music can be... he invited audiences to think, instead of telling them how to feel”

(ヨハンソン氏は、私たちの映画音楽の可能性を広げた。彼は、私たちに考えてみてと誘う。どう感じればいいかと伝える代わりに。)

これを読んで、確かに音楽というのは、私たちにhow to feel-感じ方、どう感じればいいか。を教えてくれるものだなと思いました。

音楽の中でも特に、映画音楽は基本的にシーンを盛り上げるために作られた音です。ドキドキハラハラなのか、大感動なのか、面白おかしいのかを私たちに伝えるための道具です。「このシーンではこう感じるべきだよ」というのを音で教えてくれるのです。

そこで、彼の音楽を聴いてみると、確かに「こうだよ」と言われているというよりは「どう思う?」と問いかけられた気になります。大衆ウケする映画、全員が同じところで同じリアクションをとるのための音楽というよりは、どことなく「あなたの答えを探してね」と言われているような、アーティでちょっと斜めのアングルから見るような、メロンカリーな映画の音楽という感じです。

そしてこんなことも思い出しました。

Chage and AskaのAskaと、詩人の谷川俊太郎の対談を昔見たことがあるのですが、その時に谷川氏が「言葉は嘘をつくけど、音楽は嘘をつかない」というようなことを言ったら、Askaが「先生、音楽も嘘をつきます」と言って笑ってました。

その時に、音楽というものは、一般的には自然発生的な、とてもintuitive(直感的)に人の感情から起こるものだという印象がありますが、実はとてもmanipulative (巧みに操作すること)なものなのだなと思った記憶があります。

完全な自己表現としての音楽と、商業的な音楽ではまたやはり全く違うとも思いますが、Johhannson氏の音楽も、そこのラインを上手く歩いていくような音楽なんだと思います。

それから、how to feelどう感じればいいかを音楽や何かから伝えられるというのは、私たちにとって実はとてもホッとすることなんではないかとも思いました。

音楽を聴いた時に、「感じるべき感情」を受け取ることが本当によくあります。ポップスなんかは完全にそういうことが多い。そこで自分が共鳴したら、「いい曲だ」となるけれど、そうでもなければスルーしてしまうことも多いのではないでしょうか。

何を感じるべきかがわかると、制限、限定されている感じはするけれども人は少し安心してその曲を聞けるんだと思います。それが何なのか、わかっているから、自分との好みと照らし合わしやすい。

こういうものに慣れているからこそ、Johannsson氏の音楽を聴くと、「何を感じればいいのかわからない」正解がない音楽に、一旦人は戸惑うのだと思います。むしろ、ちょっと不安になります。着地点がわからない、他の人がどう感じるのかわからないから、自分もわからなくなってしまいます。

そんな時、この背表紙の言うように、he invites us to think私たちに何を感じるか考えさせられる音楽を聴くと、音楽そのものからのメッセージや、他者の「こう感じるべき」に限定されず、完全に自由に自分の今の感覚や現在地がわかるような気がします。

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