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2025年1月2週目の日記
2025/01/05
久々の終日自宅デー。連日人と会い、それぞれ楽しかったけど、反動でどうしても引きこもりたくなってしまう。
終日家にこもるつもりだったが、明日は雨予報なので、ゴミを出すついでに買い出しへ行く。散歩も兼ねているのでスーパーを2軒はしご。エレクトリカルパレードみたいな電飾付きの首輪をつけた犬を久しぶりに見れた。やはり外に出ると良いことがある。
たくさん歩いたけど、黒豆せんべいを買って帰って一袋全部食べたので、プラマイゼロっていうか、たぶんプラス。
「MONSTER」を読み終える。昔読んだ時は終わり方が意味不明だったけど、今なら余韻……!となれる。最終話の見開きがめっちゃ怖い。
2025/01/06
仕事始め。しっかり朝起きるぞ〜!と意気込んで寝て、起き上がって目覚まし時計を止め、再びベッドに戻って1時間後に起きた。
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先日の大学の先輩との飲み会で、転勤族の先輩から引っ越し業者を選ぶコツを教えてもらった。言われた通り交渉するぞ〜!と意気込んで3社に見積もりを依頼したのに、即電話をくれたアート引越センターの営業が優秀すぎて即決してしまった。
朝から自分の意気込みを裏切り続けているけど、初志貫徹が必ずしも正義ではなく、時に意気込みをひっくり返す柔軟性も必要なのではなかろうか。
2025/01/07
散歩に行くつもりで最低限の身支度を整えたのに、今日も一歩も外に出なかった。
「No No Girls」の流れで「The First」を見始めてしまった。オーディションは2021年にやっていたようで、みんなマスクをしている。「マスクを外したら顔の印象が変わる」というコロナ禍あるあるが新鮮で、たった3〜4年前のことなのに、当時のことをもう忘れていることを自覚した。
「The First」の参加者は中学生から20歳すぎの男性で、若い男の子をかわいいな〜と微笑ましい気持ちで見ている自分に驚く。この「かわいい」は子どもに対する「かわいい」と同義であり、まさか自分が若い男の子をニコニコしながら見るようになるだなんて。わたしも立派なクソババアになりつつある。
2025/01/08
9時からオンライン取材。わたしという個体は起きてから起動するまでに30分はかかるので、頭をきちんと働かせるために7時半に起きる。大した早起きでもないのに起きれるか不安で、早朝に寝たり起きたりしてしまった。小心すぎる。
夕飯後、ちょっとだけ残っていた切れてるチーズとナッツをつまむ。チーズとナッツを同時に食べたらものすごくおいしいことに気付いてしまった。たまげた。
今日こそ外に出ようと思ったのにタイミングを逃し、とはいえ3日連続自宅にこもるのは心身ともによろしくないので、夜散歩に行く。当然外は真っ暗。そういえば今週はまだ一度も陽の光を浴びていない。もう水曜日なのに。
バッテリィズのオールナイトニッポンを聴く。福沢諭吉が日本の大学を作ったという話を聞いたエースは「福沢諭吉、高卒やんか!」と言っていた。しびれた。福沢諭吉の学歴なんて考えたことがなかった。
「The First」の続きを見ながら、アート引っ越しセンターから届いた段ボールに漫画を詰めてみる。そういえば子供の頃、本棚の整理が好きだった。ジャンルやお気に入り作品などテーマごとに並べながら、全巻がいい感じに収まる配置を真剣に模索していた。
引っ越しの段ボールの中身はどうせすぐ取り出すのだからどの段ボールにどの漫画を入れるかなんてどうでもいいことなのに、なんだかんだこだわってしまう。そしてそれが楽しい。
2025/01/09
もう10年の付き合いになる飲み友達の仕事仲間と新年会。お互い予定も差し迫った仕事もないので、昼スタート夕方解散を目指す。
前回夏に人形町で飲んだ時、仕事仲間は気づいたら群馬の知らぬ駅にいて、朝4時前に集合するボーイスカウトの子どもたちを駅前のベンチから呆然と眺めたらしい。その点、夕方解散なら酔っ払って乗り過ごしても終電を逃さずに済むはず。
つまり昼スタートはリスクヘッジであり、我々は痛飲を繰り返しながら着実に良い方向に向かっている。これを成長と呼ぶのかはわからない。
わたしにとっての掃除はマイナスをゼロに戻す作業であり、いわば状態異常を直すキアリーのようなもの。一方、お友達にとってはプラスにする作業であり、いわばベホマであるという。同じ掃除なのに、捉え方は真逆。人それぞれの価値観は本当に面白い。これぞ人と話す醍醐味。
同じ身体領域でも「絵が下手」「足が遅い」に対し、「歌が下手」は深く傷つく。その違いは客観性が難しいからかもしれないという発見。
先日書いた「NANA」の淳ちゃんについて、「あれは淳子なりの友情だ、淳子に対してひどいぞ!」的な指摘をされ、話をする中でわたしは過去の自分を淳子と重ね合わせてしまい、いわば同族嫌悪的な気持ちを持ってしまっていたことに気づく。当時のわたしも淳子も不遜だけど、その時々で根底には自分なりの友情があったのであり、当時の自分なりの友情の在り方を反省はすれど、そこにあった友を想う気持ちを否定してはいけない。
結果、14時から飲み始め、解散したのは22時を過ぎていた。ただ飲む時間が伸びただけだった。
ただ、今回わたしはメモを取るべく小さいノートを持参した。ちゃんといくつかメモもとった。だからこれだけ会話の内容を残せている。これは成長と言ってよかろう。
こんなに寒いのに、帰りにコンビニでジャイアントコーンを買った。食べながら帰り、2口かじったところで落としたが、拾って食べた。アイスがカチカチのままなのが冬の良いところ。カチカチだから汚れもつきにくい……と若干のジャリジャリを5口目で感じ、帰宅。
2025/01/10
二日酔いというほどではないが、体はだるい。急ぎの予定もないので思い切って休みの日にしてしまい、「The First」の残りを見る。事前に知っていたメンバーはダンスがすごい人と直明ちゃん(虎に翼)だけだったので、ここ数日はネタバレを踏まないように気をつけて生活をしていた。たとえ2021年のオーディション番組であっても、無知ならば2025年の今なおデビューメンバー発表にドキドキできる。
普段聴いているラジオ番組にBE:FIRSTがゲスト出演した回を聴き直したり、BE:FIRSTのYouTubeを見てみたり、デビュー後のあれこれもしっかり楽んでいる。人生の楽しみをまた一つ増やすことに成功した。
最近は暇さえあれば「ちいかわ」のアニメを見ているのだけど、わたしの中で「The First」の候補者とちいかわは同じジャンル。わたしは長らくかわいいキャラクターを真正面にかわいいと思えず、どこか斜に構えていて生きてきたのだけど、初めて濁りなく、真っ直ぐにかわいいと思えたのがちいかわだった。
そう考えれば、人目を気にして素直にかわいいものをかわいいと言えなかった自分を開放したから、今The Firstを楽しめるのかもしれないと思ったけど、たぶん20歳そこそこの男性が自分の恋愛対象から完全に外れたのが理由の9割だろうと書きながら考えを改める。
お風呂上がりにボディクリームを塗ったらいまだ攣ったことのない箇所を攣った。腕なのか肩なのか背中なのか、場所の特定もできない。
2025/01/11
朝、肩のストレッチをしたらどこかをやっちまった。今日の予定全て吹っ飛ぶかと思うほどの衝撃。腕は上がらず、首は動かない。少し時間が経ったら動かせるようになったけど、首の可動域は狭いまま。
体をメンテナンスするためのボディクリームで体を攣り、ストレッチで筋をいためる。先日はベッドで寝転んで漫画を読みながら、本の角で頬を傷つけた。体を労っても、安静にしてもダメージを喰らう。40歳が見えてきた2025年、自分の体に対する認識を改め、健康への意識をもう一段高めなければいけない。
母の白内障手術の日。想定より眼圧が高く、手術前の医師の説明の際に急遽家族の付き添いが必要になったと連絡が来る。妹が付き添うことになり、これにて妹は姉の保証人であり、母の付添人にもなった。どこへ行っても末っ子だった妹、35歳を向かえ親戚中が驚く大活躍を見せている。
母は急性緑内障と診断され、発見が1週間遅ければ失明の可能性もあったと聞きゾッとする。検索結果によると「眼の痛み、頭痛、吐き気、嘔吐、霧視(かすみ目)など」が初期症状だそう。心当たりのある方はぜひ病院へ行ってください。
そんな中、わたしは学生時代のお友達とランチ。毎日8000〜1万歩歩くようになったら血液検査結果がオールAになったなど、健康の話題で盛り上がる。出会った頃の彼女は常に他校の彼氏とメールをしていた。今の彼女は出産後の尿もれに悩まされている。彼氏とのメールと、尿もれ。これが時の流れ。
付添人の妹と合流し、「No No Girls」のファイナルを観に行く。もう本当に、本当にすばらしかった。終演後、即ファンクラブに入った。
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妹はYURIが最初に登場した瞬間、完全に彼女の美貌に狂ってしまい、公演中何度か「あの子にお金を使いたい……」とブツブツ言っているのが聞こえた。人が何かにハマる素晴らしい瞬間に立ち会ってしまった。
火鍋を食べ、終電で帰宅。帰りの電車でも「YURIちゃんの漢字表記は何だろう……侑って字が入ってそう……」など、妹はまだ知らぬYURIへのあれこれに胸を高鳴らせていた。