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法政大学長岡研究室/多摩市若者会議2019/#melc2020

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最近の記事

KeepChangeとチャレンジの土台

長岡研究室では、春学期は「学びを止めるな」、”keep change”とよく言われていた。秋学期に入るとそれに加えて”zoom under the sky”と言われるようになった。「家にこもっていないで、外からモバイル環境でもzoomやオンラインの活動が出来るようになろう!」先生は初めそう説明していたと思う。わたしは同じように理解していた。春学期のように外に出ることを闇雲に恐れて家に籠もってばかりいるのには、もううんざりだった。それからわたしはサブゼミに外から参加するように、

    • 高層ビルと柳の木

      2020/11/12*ゼミで皇居周辺のフィールドワークをしました。靖国神社から千鳥ヶ淵公園を通り、三宅坂、桜田門、大手門、竹橋と、約3時間かけて皇居を一周しました。 桜田門のあたりまでは、左側に内濠を見ながら緑の生い茂る歩道を歩いたのですが、桜田門を過ぎ、二重橋のあたりからは大丸有(大手町、丸の内、有楽町)の高層ビル群がみられるように。そこから竹橋、乾門と進んでいくにつれて、歩道の緑は少なくなり、雰囲気もどんどん暗くなっていきました。 桜田門まではビルや商業施設は皇居から一

      • 「ちがいを面白がる」ということ

        8月の終わり、新ゼミ生募集用のゼミシラバスの作成真っ只中。慣れない文章のレイアウトやデザインにすごく苦戦して、疲れがたまってきているころに「早朝読書会」に参加した。朝8時からzoomに集い、それぞれが読みたいけどまだ読めていない本を読んで考えたことや感じたことをシェアする読書会。わたしは、伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』を選んだ。この本は、インタビューやワークショップ、日々のおしゃべりを通して、身近にいる「自分と異なる体を持った存在」である目の見えない

        • ゆるやかな坂をのぼるように

           春学期のゼミが終わり、授業も終わり、8月に入った。小学生のころから去年までの8月は、もう夏休みをエンジョイしている時期だった。だが今年はまだ課題に追われていて、わたしにいつもの夏休みはやってきていない。  去年や一昨年とは勝手が違う8月に入った先週、レンカフェで先生とゼミ生数人で、来週あるイベントのアイスブレイクの準備をしていた。ワークショップの準備では、まずやってみることが大事。和気あいあいとやってみていたときに、レンカフェにその日初めてのお客さんがやってきた。岩手県の

          つながりと没入感

          生活がだんだんオンライン化し始めたころ、「もしかしたら、この生活でも連絡を取るか取らないかで大切な友達とそうでないかが分かれるかもしれない。」と言った人がいた。実際、話す機会が減って心の距離が遠くなったと感じた友達がいる。非常事態宣言が解除され、みんなが様子を見つつ外に出始めたころ、近所に住んでいる友達から「そろそろ会おうよ!」とメッセージがきた。正直、誘われて嬉しかった。このまま友達でなくなってしまうんじゃないかという不安が、心のどこかにあったから。お店には行かず、家にお邪

          つながりと没入感

          小さなハプニングと大きなハプニング

          学校に行くことも遊びに行くこともなくなったから、意識的に散歩に行くようになった。あたたかくて気持ちのいい天気のときを選んで、部屋着からラフな格好にマイナーチェンジして外に出る。晴れの日には外に出て、雨の日には家にいる。こんな日々がかれこれ2か月以上続いている。でも先日、雨の降っている夜に、ワンピースを来て傘を差して散歩に出かけた。周りに人がいないのを確認して、傘をぶんぶん振り回してみたり鼻歌を歌ったり。散歩はいつも楽しいけど、この日はいつも以上にウキウキだった。でもその時は、

          小さなハプニングと大きなハプニング

          「学び」は余白を生み出す行為

          3月は読書する時間がたっぷり取れそうなので、研究室からいくつか本を借りてきた。そのうちの一冊は佐伯胖氏の「学び」の構造。(面白くてあっという間に読んでしまった。)学びというと、わたしにとってはほとんど娯楽のようなもので、自分のためでも社会のためでもなくただ楽しいから学ぶという感覚だった。本に書かれていることと読んで感じたことから、学びとは何なのかを考え、学びの意味を捉え直す。 この本の第2章には「おぼえる」と「わかる」のちがいについて書かれている。私は「おぼえる」と「わ

          「学び」は余白を生み出す行為

          わたしとあなたはちがう人

          「人に頼られるのって嬉しくないですか?」2019/12/21 ゼミレンジャーを開催しました!ゼミレンジャーは、それぞれテーマのちがうゼミが集まって大学ごとに様々なセッションを企画してくる、合同ゼミのようなものです。今年のゼミレンジャーのコンセプトは「原点回帰」。長岡ゼミの原点は「ソーシャルな対話」「あなたとわたしの生きる社会をより良く変えることを考えるcommonのマインド」であるとし、NPO法人soar代表の工藤瑞穂さんをゲストにお招きして「私たちは“ちがう”人と分かり合え

          わたしとあなたはちがう人

          答えのない試行錯誤

          11/22-23 慶應のオープンリサーチフォーラム、ORFに行ってきました。わたしは2日間で4つのセッション、「society5.0×SDGs時代の学びと教育」「あやしくて創造的なゆるい組織コミュニケーション」「第四次産業革命とSDGs」「クリエイティブ・ラーニングとは―考え方と実践事例」に参加してきました。それぞれのセッションを振り返ると、繋がるところや共通しているところがありました。 「society5.0×SDGs時代の学びと教育」 これからの社会をサバイブしていく人

          答えのない試行錯誤

          問いフィーバー

          2019/10/19 初めてサルベージ・パーティに参加しました。そのサルパは女子限定イベントで、10数人の女子大生がアパートの一室のイベントスペースに集まってアットホームに開催されました。みんなで限られた食材からメニューを考え、みんなで手分けして調理し、みんなで一つのテーブルを囲んで食べる。「おいしいね」から始まる自然な会話と交流。いつもの自分と違って緊張感のない越境。“カフェ”において食事は重要な役割を果たすことをまさに実感しました。私もインフォーマルで自然と対話や交流が生

          問いフィーバー

          2つの視点

          2019/10/17 カフェゼミ 今回は大変もやもやの残るカフェゼミだった。というのも、まず(ありがたいことに)参加人数が多く、時間配分も予定通り進まない。それにより対話が少なくなり、質問できる時間も無くなり、最後までなんだかバタバタしていて参加者同士交流する時間もあまり取れなかった。 今回は大変学びの多いカフェゼミだった。まず対話について「時間が足りない、中にはあまり発言できず対話の時間が終わった人もいるようだ。もっといろんな人の話を聞きたい」と感じた。帰り道に長岡先生と

          2つの視点

          集中&リラックス

          たしかに、はじめは緊張していた。 長岡ゼミは、チェックインからスタートします。今日の意気込みとか、自分の感じていることを自分の言葉でみんなに話して、みんなの話を聞いて、頭をゼミモードに切り替える時間。チェックインでうまいこと言えるかなあ、とドキドキ。 長岡ゼミは、カフェゼミがあったり普段のゼミでも外部の方が来てくれたり、フィールドワークで街に出たりと、はじめましての方とお話しする機会が多いゼミです。楽しく交流できるかな、シリアスファンな対話をできるかなあ、とドキドキ。 長岡先

          集中&リラックス

          真剣に向き合う

          文章を書くことにここまで真剣に向き合ったのは人生で初めてでした。 トライ&エラーで書く。いったん書いてみて、何度も修正する。いろんな人に見てもらって、たくさんフィードバックをもらう。大学受験を思い出しました。私が志望していた大学は、ほとんど論述問題しか出ません。世界史は400字の論述に、100字程度の小論述。日本史も100~200字の論述が4題。作文大嫌い、国語も苦手な高校2年生の私には難しすぎる問題でしたが、受かるには練習するしかない。拙い文章を何度も書いては学校の先生に

          真剣に向き合う

          ライブ感と一体感

          2019/06/27 カフェゼミのサブゼミでABDをして、上田信行先生のプレイフル・シンキングを読みました。一度読んだことはあったけど、改めてABDで読み直した中で一番印象に残ったのが、体験を省察することで経験に落とし込み、学び(体験)を構造化することで他の場合に応用することができる。その最終形が体験と同時進行で省察する、即興。その例としてジャズが挙げられていたところです。私はジャズを少しだけかじっていたことがあります。ジャズプレイヤーの練習は、結構地味。地道です。まずはスケ

          ライブ感と一体感

          公・共・私って

          2019/05/16 49回目のカフェゼミに、初めてゼミ生として参加しました。前週のゼミではその準備をする前にワークショップについてみんなで考えました。その中で特に印象に残ったのは参加するにあたってパブリックマインドだけ、プライベートマインドだけを持つのでなくその中間のコモンの意識を持とう!という話でした。ワークショップにお客さんはいない。みんなのことをわたしがやる(だれかがやる)、おもてなしのような振る舞いは対話を促進しないし、わたしのことだけわたしがやる、周りが見えていな

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          バージョンアップ

          これはある授業で描いた、私が生まれてから現在までの幸せ度のグラフ。点線が0,線の上を行けばプラス、下を行けばマイナスになるように描いてと指示された。 描いたグラフについてクラスメートや先生とディスカッションするんだけど、マイナスの時期がほとんどないわたしのグラフを見た彼らは「奇抜だね」「幸せな人生だね」と次々言う。 みんなこんなもんじゃないの? でもたしかに他の子のグラフを見ると点線の辺りを中心に、大きくプラスやマイナスに振れてる。 別にわたしは奇抜じゃないし、みんな

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