3年経ってみて、コミュニティで大切にしたいあり方が分かった
この1週間、運営している母親アップデートコミュニティ(HUC)の3周年のイベントがあり、心がめちゃくちゃ満たされています。
もうあっという間に今日で最終日。
いろんな気づきと学びがあり、まだ消化しきれてないのですが、忘れないうちに私たちコミュニティで大切にしたいあり方を書き留めておきます。
大切なことに気づけたのは、コミュニティ内外に関わらず、このイベントに作り手として関わっていただいたみなさん、ご参加いただいたみなさん、見守っていただいたみなさんのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。
これは、理想論かもしれない。でも、大切にしたいあり方を言葉にするのがいいのかなと思ってます。
「弱さ」をシェアできる場でありたい
今回の3周年祭で一番印象に残ったキーワードとしては「弱さ」。
ありのままでいい。
それは人としても、コミュニティとしても。
無理に何かをしなくていいし、右肩上がりじゃなくていい。
自分の根っこを支えてくれる場でありたい。
今振り返ってみると、コミュニティを始めて最初の1年は特に「強さ」に着目していたと思います。
私自身も「変わらなきゃ」「成長しなきゃ」という焦りやプレッシャーがあったり、なんとなく肩肘張っていたのかもしれません。
でも、このコミュニティを通じて、「弱さをシェアしていいよ」ということを学びました。
ゲストで来ていただいた高濱先生は、私たちコミュニティのことを「結晶」と表現してくださいました。
なんかありのままでいることを全肯定してもらえたようで。私たちのあり方に誇りを持っていいんだなと思えました。
『マイノリティデザイン』著者・澤田智洋さんの印象的な言葉は、
弱さは克服しない、どう活かせるかを考える
ご自身がLGBTQであることをカミングアウトされている天道清貴さんからは、ご両親にカミングアウトしたときのエピソードをお伺いしました。
「大丈夫」とありのままを全肯定するあたたかさを学びました。
コミュニティ内限定イベントで、子どもの学校行きしぶり、不登校について話せたのもの良い時間だったなと。
もがきながらも、楽しむ
この3周年祭では、8名のメンバーが、リアルな葛藤とそれを乗り越えるストーリーを語ってくれました。
私たちは「母親を、もっとおもしろく。」を掲げているので、楽しい部分が表面にでているのですが、なんかもがきながらも、楽しむという感じかなと。
・苦手なことに、あえてチャレンジしてもいい。
・無駄があっていい。
・チャレンジした分だけ、見たくなかった自分の弱さが見えてくる。でもその弱さが実は強さになる。
・子どもの発達障害をきっかけに、息子と自分を信じることができた。
・子どもに生きてほしい人生を、私がまずは生きてみる。
・自分の「好き」に貪欲になろう。
・自分を満たす、心躍る選択をする。
・競争からおりる勇気。
3周年祭のイベントをつくる過程もまさに、もがきながらも、楽しむ感じだったと思います。
意外と最初のほうは企画が集まってない?感じだったり、1分ピッチの魅力を伝えきれず、なかなか発表者が集まらなかったり。参加者のお申込みも、スロースタートな感じだった。
やらされ感じゃなく、やりたいことを実現できる場でありたいと思っていて、結果的に集まった公開セッションが18.参加申し込み件数は、なんと2,500件を超えました。
数を追っている訳ではないですが、結果としてこれだけ集まったのは、ほんとにうれしいし、ありがたいです。
母親という役割をもった同志
母親というのは、役割。
私たちが大切にしているのは、自分が自分でいられること。
この場に集まっているのは、母親という役割をもった同志である。
こんなことを、辻さんのセッションで改めて感じました。
私がこのセッションで印象に残ったキーワードは「誠実」。
違和感に対して、なぜ?と問い続けることや、言葉にすること。
これをあきらめない。
ちっちゃな意志が、ひとつひとつの点が、線になっていく感覚。
まさに今回のイベントも、ひとつひとつの点が、私のなかで線になっていく感覚がありました。
イベントの中で生まれたたくさんの気づきから、またいろんな芽が生まれていきそうで楽しみです。
いつも関わっていただいているみなさん、ほんとにありがとうございます!
最大限の経緯と感謝をこめて。
これからもよろしくお願いします!