忙しい方にこそ、セルフリーダーシップを
今あなたは、忙しく過ごされていますか?
私は、忙しくしてないと不安だった時期があります。スケジュールが空いているより、埋まっているほうが何か充実感を感じるタイプ。気づけば会社のミーティングも隙間なくぎっしり埋まっていたことがあって、当時は忙しい病にハマっていたのかもしれません。
母親アップデートコミュニティという母親が集まるコミュニティをやっているのですが、特に母親は、家事・育児・仕事などに追われて毎日を忙しく過ごされている方がほんとに多いです。単純にやらなきゃいけないことが多いんです。
忙しく過ごしている状況でも、充実感を持ちながら楽しく過ごせているときもあるし、一方で「なんで私だけがこんなに忙しくしなければいけないのか」と思ってしまうときもあります。
その違いを考えるうえでのキーワードが「セルフリーダーシップ」。
昨日のイベントでは、企業向けにリーダーシップ研修などをされているピュア・エッジという会社の代表をされている木村すみこさんに、「セルフリーダーシップ」をテーマにお話をお伺いしました。
このnoteでは「忙しい方にこそ、セルフリーダーシップを」をテーマに、このイベントを通じて木村さんから学んだことを書いていきます。
毎日なんか忙しいんだけど充実感を持てないとか、モヤモヤしているという方に、なにかヒントになればうれしいです。
このイベントをグラフィックレコーディングでまとめてくださったささのりさん、ありがとうございます!
被害者的態度が悪いわけではない
「セルフリーダーシップ」を考えるうえで、2つの態度があるとお話がありました。
主体的態度と、被害者的態度。
車の運転でたとえていただいたのですが、
・主体的態度
運転席に座っていて、自分がハンドルを握っている。
・被害者(傍観者)的態度
後ろの席に座っていて、自分以外の誰かがハンドルを握っている。
「なんで私ばかり家事と育児をやっているんだ。。」と怒って、ストレスに感じることがあるんですが、これは被害者的態度。
こう聞くと、被害者的態度が悪いことのように聞こえるんですが、木村さんが強調されていたのは「被害者的態度が悪いわけではない。」ということ。
これは意外でした。
なぜなら、ずっとハンドル握りっぱなしだと疲れちゃうし、時には被害者的態度をあえて選択することもある。
ここで大切なのは、立ち止まって「自分はどっちの席に座っているんだろう?どっちの態度を取っているんだろう?」と考えること。そして、自分でどっちの態度を取るか選ぶこと。
日本のいまの社会構造だと、ワーキングマザーである時点で、時間や働き方に制約が出てしまうし、子どもが小さいうちはあえて被害者的態度を取るという選択肢もある。
そして、その被害者的態度をとった経験があるからこそ、同じような経験をしている人の気持ちが分かったり、その経験を乗り越えて新しいチャレンジにつながったりもする。このお話には、気持ちがラクになりました。
主体的態度は痛みからはじまるが、心地よさへの投資である
主体的態度を取るとは、たとえば自分がやりたいことを選択する、やりたくないことを断る、言いたいことを言うなど色々ありますが、どれも痛みからはじまる。
相手から反対意見が立ってしまったり、波風が立ったり、「あー、なんであんなことを言ってしまったんだろう」と思うこともあるかもしれない。
たとえば、「なんで家事育児を私ばかりがやってるんだろう」と思ったときに、パートナーにそれを伝えるときには痛みが伴う。ケンカになることもあるかもしれない。
主体的態度の痛みは、そのあとの心地よさへの投資である
と木村さんはおっしゃっていました。
自分で運転席に座ってハンドルを握れるようになると、使う時間をコントロールできたり、充実感を持てたり、成長もできる。自分が満たされていく感覚。
らせん階段を登っていくように
人間は本能的に、新しい選択と行動はしづらい。なぜなら安全安心の環境にいたいから。
新しいチャレンジにはリスクが伴う。でも、痛みを伴って選択していくことで、新しい自分に成長できる。そして、また心地よいゾーンに入っていく。それの繰り返し。
人間の本能を理解しながら、忙しく過ごしているときや、がんばり過ぎてしまっているときは、ふと立ち止まって「自分は、どっちの態度を取っているんだろう?」と考えてみること。
そして、今は心地よいゾーンにいるのか、チャレンジしているゾーンにいるのかの立ち位置を意識してみる。
らせん階段を登っていくようなイメージで、人は成長していくそうです。
木村さんは女性向けリーダーシップの講座を実施されており、9/4に体験セミナーがあるそうです。もしご興味ある方いらっしゃれば、ぜひ。
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