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3日休んで人生が変わった経験。「週休3日」という新しい選択肢。

働き方改革の一環で、副業をOKとする会社が増えてきたり、ここ最近は「週休3日」制の導入の話題も出てきます。

びっくりしたのは、日本を代表する大企業である日立が「週休3日」制を導入するニュース。

この制度の良いなと思った点は、給与を減らさない「週休3日」の選択肢がある点です。

日立は本体の1万5000人を対象に、月間の所定労働時間を勤務日ごとに柔軟に割り振ることができる新制度を2022年度中に導入する。1日3.75時間としていた勤務時間の下限をなくし、働く日を従業員が選びやすくする。

例えば、月~木曜日の労働時間を9~10時間と所定の7時間45分より長くし金曜日を休めば週休3日にできる。月前半の労働時間を長くして月末に大型連休をとることもできる。子供の学校行事などの合間に1時間だけ働くことも可能だ。

上記記事より引用

これまでの「週休3日」制は、給与を減らした形で勤務日を調整する形でしたが、ここに来て、1週間のうちに自分の裁量で働く時間をコントロールできる制度がでてきました。

①勤務時間を減らして、給与を減らして、週休3日にする。

②1週間の勤務時間のトータルは変えずに、週休3日にする。

このどちらの選択肢もあるのが、良いと思います。

①は、たとえば金曜日は介護の付き添いがあるため1日休みにしなければならないといった人で、でも他の曜日の勤務時間は増やせない方。

②は、たとえば他の曜日の勤務時間を調整して、平日1日空けることで、副業をしたい方。

といった形で選べるようになります。

日本でも、勤務時間に関わらず、成果で評価する動きが少しずつ出てきているのかなと感じます。

成果重視型になっていけば、時短勤務でキャリアが閉ざされてしまったと感じることも減っていくのかなと期待。

3日休んで人生が変わった経験

私の場合、長い時間働くことを良しとしていた期間が長かったんです。

当時仕事で関わっていた偉い方に、「長い時間がんばっているね」と声をかけていただいていたのが、うれしいと同時にプレッシャーでした。

19時くらい過ぎると、集中力が明らかになくなって、パフォーマンスが下がっている自覚はあるけど、「もっとここでがんばって、今日できる限り終わらせなきゃ」という気持ちが強く、「もうちょっと、もうちょっと」と気づけば、21時や22時までオフィスで働いていました。

そんな私の人生を変える3日間の休みがありました。

「私の人生このままでいいのか」とモヤモヤを抱えていたある日、Twitterで飛び込んできたのが、ある合宿の案内でした。

東北の被災地で3日間の合宿をするという内容。

開催は、2週間後。

それまでだったら、「ミーティングや予定がすでに入っているから。仕事優先だよね。」とスルーしてしまっていたかもしれません。

でも、そのときは「これだ!」と思い、なんとか仕事の調整を付けて、思い切って合宿に飛び込んでみました。

日々当たり前のように降ってくる業務やタスク。それに毎日追われながら、同じようなルーティングを繰り返しているように感じる日々。

いつもと全く違う場所に行き、初めましての方々との合宿。

被災地で試行錯誤をされているリーダーの方々のリアルな体験を聞き、内省をし、グループでの対話を繰り返し、感情が大きく揺さぶられる、そんな3日間でした。

それから3年半ほど経っていますが、このあいだに外部でコミュニティ&一般社団法人を立ち上げて、複業をスタート。もともと勤めている会社でも社内コミュニティを立ち上げ、ダイバーシティの推進活動をするに至っています。

あのとき「仕事が入っているから」と目の前の仕事を優先にするではなく、意識的に自分の時間を取る、自分の会社以外に飛び出してみた経験は、私にとって大事なものでした。

「週休3日」にするときに、毎週このような刺激的な経験をする必要はないかもしれません。でも、意識的に自分の会社以外の時間を取る、時間を割く、休みをとることは、自分のキャリアにプラスになりますし、会社の仕事にもプラスになると実感しています。


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なつみっくす|著書『I型(内向型)さんのための100のスキル』
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