私の推し「静かな人」に会いに台湾へ行ったら、IQではなく「EQ」の大切さを実感した話
いきなりですが、「推し」の人はいますか?
私の「推し」は、21万部のベストセラー『「静かな人」の戦略書』の著者、ジル・チャンさんです。
なんと!この度、そのジルさんと台湾でお会いすることができたんです!
お会いして2時間半ほどお話させていただくなかで、大事なことにいっぱい気づくことができました。
シェアしたいことが山ほどあるのですが、
その中でも特に感動したのが、ジルさんの「気配り」です。
こんな奇跡的な機会をいただいたので、私の気づきをおすそ分けさせてください!
「静かな人」ジル・チャンさんとの出会い
ここ数年、「静かな人」という言葉をよく聞くようになっています。
それは、ジルさんの著書がめちゃくちゃ売れているから。
「内向型」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか?
私はどちらかというとネガティブな印象を持つことがありました。
たとえば、「陰キャ」とか「人見知り」とか「内気」とかの言葉を連想しますが、あまり良い印象がありませんでした。
でも、ジルさんの著書のおかげでイメージが180度変わったんです。
▼ジルさんがご出演されている動画
ジルさんは台湾出身、「超内向型」でありながら、超外向型社会のアメリカで成功を収めた方。
その秘訣には、内向型の方々がもつ潜在能力があったと言います。
それが、
「聞く力」「気配り」「謙虚」「冷静」
「観察眼」「戦略的思考」「質の追求」「慎重」「準備力」……
たしかにーーーーー。
たしかにーーーーー。
と思わず、カニが小躍りしました🦀
今まで言葉にできてなかったことをズバリ言葉にしてくださって、感激したからです。
私も「内向型」で、美容院では美容師さんと話せずに寝たフリをしてしまうし、電車のなかでは知っている人を見かけても寝たフリをしてしまう人間です。
なので、コアラ🐨が好きなのも、静かに寝ている姿に親近感を覚えるからかもしれません。
そんな私ですが、「内向型」の本を100冊以上読んで、ああでもないこうでもないと実践して、もがいてきました。
これまで100冊以上読んできた「内向型」の本のなかで、いちばん衝撃を受けて、大好きなのがジルさんの著書『「静かな人」の戦略書』です。
『「静かな人」の戦略書』のここが好き!
超外向型社会のアメリカで活躍されているジルさん。
内向型の特性ゆえのエピソードの数々に、「うんうん」と首がもげるほどうなずいてました。
たとえば、
いやー、「ひとり反省会」は、よくありますよね。ほんとに。
これも、めっちゃ分かります。。
そして、たまに「閉じる」ボタン押してるつもりが、「開く」ボタンを連打していることに気づいて、焦るとかもよくあります💦
このような共感はもちろんなのですが、「過小評価」されがちな内向型が、どう仕事でうまくやるか、内向型の特性を活かすか、の戦略が余すところなく書かれています。
読んでいるうちに、「内向型って、なんてすばらしいんだ!」という気持ちになってきて、誇らしくなるのです。
思わず「私も内向型なんです」と自慢したくなっちゃいました。
あと好きなのは「美しい言葉」が並んでいること。
たとえば、
この「深い川は静かに流れる」という美しいことわざと、内向型のリーダーシップの「深い影響力を静かに発揮」と表現している所がすてきです!
「子羊がライオンの群れを率いる」という表現が秀逸で、美しい!
そうなんですよね。自分が「子羊」だと、まさか「ライオンの群れ」を率いることはできないと思いこんでいたんです。
でも、私自身も200名規模のコミュニティを立ち上げ・運営するようになって「私だからこそできることもあるのかも」と思えるようになったので、この表現にはグッときました。
子羊が率いることで、ライオンの群れがさらに活きる、そんなイメージを持っています。
子羊🐏バンザーーイ!
ジルさんの本のおかげで出版できた!
私ごとですが、大変ありがたいことに、今年の4月に初めての書籍を出版しました。
これまで内向型の本を100冊読んで実践してうまくいった100のスキルをまとめた『I型(内向型)さんのための100のスキル』という本です。
間違いなく言えるのは、ジルさんの著書『「静かな人」の戦略書』がなかったら、私が「内向型」の本を出版することは無かったということ。
なぜなら、ジルさんが「内向型」のイメージをポジティブにし、新たな価値観を築いてくださったから。
本を書いているときにも、『「静かな人」の戦略書』はずっと手元にありましたし、写経(書き写し)しながら学ばせていただきました。
本を出版してから、
という気持ちが強くなったんです。
とは言え、そんなことってなかなかできないじゃないですか。
だって、海外にいる方だし。
でも、この度、なんと!!
台湾に行って、お会いすることができたんです!
きっかけは、私が対談イベントをさせていただいた台湾在住のノンフィクションライター・近藤弥生子さん。
近藤弥生子さんの新刊『EQリーダーシップ』に、ジルさんが協力として関わられていて、たくさんのエピソードやインタビューが載っています。
ジルさんのEQ(心の知能指数)の高さの秘訣がよく分かる本です。
ジルさんと弥生子さんがお仕事されているのを、勝手ながらうらやましく遠目に拝見していました。なんと繋いでくださるとは夢にも思わず。弥生子さんに奇跡的な機会を繋いでいただけて、感謝感激です。
ちなみに、『EQリーダーシップ』は、自分も相手も大切にするコミュニケーションの概念であり、「ただの良い人」とは違うそうです。
頭では分かっちゃいるけど、なかなかできない場面があるよね。というお悩みにも具体的なエピソードをもとに、どう実践するかが書かれている一冊です。
先回りの「気配り」に感動!
で、実際にジルさんとお会いしてみて、どうだったのよ?
という話がようやくできるのですが、
著書のイメージからの想像を200%超えて、ジルさんは「気配り」の人でした!
お会いする前からメッセージのやり取りをしていたのですが、先回りして私が知りたいことを伝えていただけるのです。
たとえば、お会いする日が決まったら、すかさず「どこかお店を予約しておくね」とおっしゃっていただきました。
日々お忙しくされているのに「なんという気配りなのか」とびっくりしました。
しかも、とってもすてきなお店をリサーチしてくださって。
待ち合わせのお店にも10分前に着いてらっしゃったり、荷物の置き場を作ってくださったり、すかさずお水を用意してくださったり。
「こう言ったら、相手はこう思うだろう」と想像して、相手にできるかぎり手間を取らせないよう、先回りしてコミュニケーションしていただけるのです。
この「気配り」をなんと表現すればいいんだろう?と考えてみると、
ワンモアアクション・ワンモアコメント なんだと思いました。
が、さりげなくできる方。
美しい所作と、人としてのあり方が素敵すぎました。
これが「EQが高い」ってことか!
台湾では、IQ(知能指数)よりもEQ(心の知能指数)が重視されているそうです。
こうやってジルさんとのやり取りを振り返ってみると、
これが「EQが高い」ってことか!と気づけたんです。
「空気を読む」との違いを考えると、分かりやすいです。
たしかに、ものすごく「気配り」してくださっているけど、自己犠牲している感じではない。それは、自分の意見を正しく相手に伝えることができているからだと思いました。
あと、『EQリーダーシップ』に書かれていて印象的だったのが、「相手のことをよく考える、親切な人」という概念。
すてきな言葉で、まさにジルさんの人としてのあり方を表していると感じます。
ジルさんと同じ時間、同じ空間を過ごさせてもらったからこそ、気づけることがいっぱいでした。
貴重な機会に、感謝感激です!!
あとがき
ちなみに、お話するなかで私とジルさんに色々と共通点があることが分かって、うれしかったです。
小さい頃から野球好きとか、同じ学年の子どもをもつ母親であるとか、非営利団体の仕事をしているとか、女性のリーダーシップの活動をしているとか。
安室奈美恵さんなど小室ファミリーに熱狂していた世代であることも。
ジェンダーギャップ解消や、多様性のある組織づくりについてのお話もできて、エンパワーされました!
そのなかでも「ロールモデル」の大切さは、世界共通かと思いました。
よく日本では、「女性のロールモデルがいない」という課題が話されます。私にとって、ジルさんが憧れの1人であるように、色々なロールモデルが目に見えることが重要です。
引き続き、女性の100人100通りのロールモデルが見える活動をつづけていきます。
▼『「静かな人」の戦略書』はこちら。
内向型、外向型に限らず、読んで欲しいです!新しい発見がいっぱいありますので!
▼『EQリーダーシップ』はこちら。
EQ高い人でありたい!との気持ちが高まります。EQ力を高めるための実践方法が書かれています!