「おかあさん、ありがとう」のモヤモヤと「母の日」の楽しみかた。
昨日5月9日は「母の日」でした。
みなさん、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は、約2年前から、「母の日」は自分が楽しむ日に変わってきています。
それまでって、「母の日」は「赤いカーネーション」を渡して、「お母さん、いつもありがとう。」と伝える日だと思ってたんです。
もちろん、それはそれで大事なこと。
「いつもありがとう」のメッセージは、私のようなシャイな人間には、記念日でもなければ、なかなか口に出せない。
自分の母、義理の母に、ありがとうのメッセージと贈り物をできる日として大切です。
でも、2年前に母親アップデートコミュニティ(HUC)を始めてからは、この「母の日」のあり方にモヤモヤを感じるようになりました。
「おかあさん、いつもありがとう」のメッセージは、
「おかあさん、お料理してくれてありがとう」
「おかあさん、家事をしてくれてありがとう」
とか、いわゆるステレオタイプ(性別役割分業)のイメージがまだまだ根強い。贈り物には「赤いカーネーション」というのも、決まりきってしまっている。
今日はそんなモヤモヤと、「母の日」の楽しみ方が変わってきたよ、という話を書いていきます。
「おかあさん、ありがとう」へのモヤモヤ。
日本はまだまだステレオタイプ(性別役割分業)が根強く、いまだに「女性は家庭」「男性は仕事」の無意識のバイアスがあると感じています。
男女格差を分析した「ジェンダーギャップ指数2021」では、日本は120位となっています。
共働き世帯が、専業主婦世帯をうわまわって30年となり、働く母親は増えていますが、家事育児時間の分担はこの20年でほぼ変わっていない。
(H30年度雇用均等基本調査より)
専業主婦世帯と共働き世帯1980年~2019年(JILPT)
総務省のデータより(2016年)
グラフにすると一目瞭然。
「え、共働き世帯がこんなに増えているのに、家事育児の男女比率は、ほぼ変わってないって、どういうこと?」
日本は先進国のなかで最低水準になっている。
私自身も、母親になってみたときに、子育てや家事は母親がやるものだ、と無意識に思っていました。
まずは、自分のなかでの「思いこみ」に気づくことが大切だなと実感しました。
自分で勝手に思いこみ、ストレスを抱えてしまってたんです。
このような状況のなか、「おかあさん、ありがとう」というメッセージは、無意識に「子育てや家事をありがとう」と言われ続けているような感じです。
母親はもっといろいろ(カラフル)でいい
そもそも母親のイメージが固定化されているのも気になっていて、赤だけじゃなくて、もっとカラフルでいい。
100人100通りの母親のあり方がある。
そんな思いで、「母親をもっとカラフルに」のメッセージを発信しています。去年は、こんな動画をつくってみました。
「多様性」という言葉は使われすぎて、よく分からなくなってる。
母親アップデートコミュニティ(HUC)で は、ひとりひとりの違いを認め合う。誰も否定しないし、自分も否定しない。それぞれが生き生きとして、「カラフル」で、「多様性」の本質はここにあると思っています。
私たちは、いろいろ(カラフル)な母親のあり方を発信することにも力を入れています。
母親自身が楽しもう
まずは、私たち母親自身が、自分を否定せずに楽しむことが大事だなと思っています。
たとえば、キャリア、遊びと学び、自己表現、自分の好きを楽しむ、自分の話しをして楽しむ。そんな企画満載のイベントを開催中です。
ここまで、すでにいろんなイベントをやってきていて、めっちゃ楽しんでます。
昨日の「母の日」は、
朝から「お母さんが元気になる本をシェアし合う会」に参加して、
アドラー心理学の「勇気づけの方法」の読書会に参加して、
夜は「母最高かよ」のスナックに参加しました!
まずは、自分が楽しむ。