嫌いだったばあちゃんが旅立った時
いつから祖母の目をみなくなったか思い出せない。
悪口陰口ばかりいう祖母をいつからか嫌いだった。
この人がいなければ家族はみんな仲良しなのに。
この人がいるから家族は怒鳴り合っていたし、幼かったわたしは泣いていた。いとこたちはみんな私より年上で、精神的にも本当に大人だったから、泣いている私を、怖がらなくていいんだよってなぐさめてくれていたけど、本当は怖かったのよりも「みんな仲良くしてほしかっただけ」だった。
そして私は泣いていた当時は祖母が普通に好きだった。
大好きな祖母と大好