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材料2つ、おだし不要。「タラの茶碗蒸し」は、滋味の極みかも…!
冬の定番「タラ(鱈)」。タラは、淡白な味わいだからこそ茶碗蒸しにピッタリなんです。
タラと卵さえ買えば(これで材料2つ)、あとは、塩と水だけで作れます。
|飲む温泉で「滋味レシピ」のヒントを得る
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年末に別府の鉄輪温泉へ行きました。私たちが泊まった宿には湧水ならぬ「飲む温泉」があり、まるで「おだし」のような味わいだったのです。
中庭の飲泉「怜月の湯」
地上には存在しない太古のミネラル分が豊富に含まれ、心身共に整えてくれます。 昆布味でほんのり塩味風味の源泉は飲むだけではなく、スープやパスタを茹でるなどお料理にも是非ご活用ください。
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料理好きの血が騒ぎ、ワクワクしてしまって…(笑)飲む温泉を使って卵だけの茶碗蒸しを作ったのですが、まさに「滋味」とはこういうことだなぁと身に沁みました。
この味を、自宅でも再現できたらいいのに…と思っていたんです。
|タラは淡白。だから、茶碗蒸しにピッタリ
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天然の塩気は、ただしょっぱいだけでなく複雑なうまみを持っているんです。だから、お醤油やポン酢はほんの少しだけでいい。
茶碗蒸しって、おだしや具材も色々準備して作るものだ(だから面倒くらい)と思い込んでいましたが、塩気とうまみが多いものを使えば、こんなにシンプルにおいしいんだなぁ…!と気付かされました。
そこで、タラを使って作ってみたら大成功だったのです。
では、さっそくレシピをご紹介しますね!
◆材料(2人分)
たら 1切
卵 1個
水 100ml
塩 小さじ1/3
◆作り方
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たら1切は、ひとつまみの塩(分量外)をふって10分おきます。表面に浮き上がった水けをキッチンペーパーで拭き取ります。
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たらを6等分に切って、2つのうつわに分けて入れます。
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卵1個、水100ml、塩小さじ1/3をよく混ぜ合わせ、うつわに流し込みます。
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蒸し器に入れて、中火で13〜15分蒸します。うつわを動かして、卵液がぷるんとした状態になっていれば、ほどよい固さになったサインです。
すが入ってしまっても、固くなりすぎても大丈夫。わたしも3度目で上手に蒸せました。失敗したけど、1、2度目も味わいはおいしかったので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
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食べる際に、しょうゆ(分量外)を少々かけて食べてみてくださいね。たらのうまみが一層引き立ちます。
|食感ほわほわ、口当たりまろやか
ここまで読んでいただきありがとうございました。
タラって、年中スーパーに行けば買えるのですが、冬にはときどき「解凍」のものではなくて「生」のタラを見かけます。
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今回のレシピの試作も1、2度目は解凍のタラ(よく売ってるやつ)だったのですが、3度目は生タラを偶然見つけて買いました。
どちらでもおいしいし、蒸し時間も変わらないのですが、やっぱり生タラの方が食感がほわほわと柔らかく口当たりもまろやかでした。もう全然違いました…。
なので、ぜひ生タラを見つけたら、このレシピを思い出して作っていただけたらうれしいです。