元気がない日への常備菜。「大根のはりはり漬け」は、放っておくだけ
大根がおいしい季節になりました。
鍋や煮物、おでんもいいですが、まずはかんたんな常備菜作りをしませんか?
作ったことをすっかり忘れて冷蔵庫を開けた時「はりはり漬け、あるじゃん…!(過去の私、偉いぞ…)」と思える瞬間はけっこう幸福度が高いです。
|中途半端で絶妙な、"はりはり"具合
そもそもこのレシピが生まれたきっかけは、私の面倒くさがりな性格がキッカケでした。
漬物を作る時は必ず塩漬けをして水分を抜いた後に調味液に漬けます。でも、塩漬けして1日置いて出てきた水を絞って〜…というのがどうも苦手。
そこで、大根を切って半日ほど室内に置いておくだけにしました。
朝、大根を切ってザルに並べて置いておき、夕方帰ってきたら「半干し」完了。あとは調味液に漬けるだけです。
文章で読むと、塩漬けでも、半干しでも労力は変わらないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、このやり方の方が精神的にラクに感じます。
そもそもはりはり漬けとは、干した大根を醤油やだし汁、酢などの調味料に漬けた郷土料理です。
だから物は言いようですが、生の大根を「半干し」して作るというのは家でしかできない「中途半端で、絶妙な"はりはり"具合になる作り方」だと自負しています。
では、さっそくレシピをご紹介しますね!
◆材料(作りやすい量)
大根 1/4本(300g)
しょうゆ・みりん・酢・水 各大さじ2
鷹の爪 適量
◆作り方
大根 1/4本(300g)の皮をむいてサイコロ状に切り、ザルなどに広げます。キッチンやテーブルの上などの室内で半日(6〜8時間目安)ほど干します。
表面がカラリした状態になればOKです。もちろん、お日様にあててもっと乾燥させてもいいのですが、少々みずみずしさが飛んだくらいで漬けちゃうのが、気楽です。
耐熱容器や鍋に、しょうゆ・みりん・酢・水を各大さじ2、鷹の爪(適量)を入れてふつふつと1分ほど煮たたせてみりんのアルコールを飛ばします。
お酢やしょうゆのカドもとれてまろやかになりますし、調味液を温めることで大根への染み込みを良くします。
干した大根を調味液に浸します。ジップロックで漬けてもOKです。
ひと晩漬けると、こんなにおいしそうに仕上がります。これからの季節は、ゆずを少々入れると香りも良くなりそうですね。
ごはんの箸休めにも、カレーの福神漬け代わりにも便利。
食べ切りは、10日を目安にしてください。
|きゅうりで作るのもおいしい
ここまで読んでいただきありがとうございました。
実は、きゅうりで作るのもおいしいです。
きゅうり2〜3本を半日干して同量の調味液に漬けるだけ。ぜひ作ってみてくださいね!
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