見出し画像

英語リスニングの落とし穴: ローマ字読み

昨日、「TOEIC600点以上あるのにリアルな英語が聞き取れない方へ」と題し、ビジネス英語トレーナーのそのはたちえこさんと対談しました。

その中で触れたことの一つに、『ローマ字の功罪』があります。

ローマ字は素晴らしいもので、漢字、平仮名、片仮名が読めない方にオトを伝えることができます。
私たちの名前もローマ字にすることで、外国人にも読める表記になります。

こんなところに落とし穴

ローマ字は、英語学習の始まるよりも前に小学校で学習し、かなりしっかり練習します。
結果、私たち日本人は「アルファベットを日本語のオトに当てはめて使う」ことを当然よのうに感じてしまいます。
ここが、落とし穴。

英語学習が始まっても、アルファベットは日本語の音を表現するために使うもの、という感覚のままで学習がスタートします。
英語はそもそも日本語と音の作り方が違うという理解がないままに、英語をローマ字読みしてしまうのです。

英語をローマ字読みしてしまうクセをどこかで修正出来ればいいのですが、残念ながら出来ないまま来ている学習者が多い状況です。
すると何が起こるか。

“popcorn” を例にとりましょう。

この単語を文字で見た時、日本語ではポップコーンだと認識します
▶️popcorn = ポップコーン、と記憶する
▶️ナマの会話で、「パッ コーン」という音が聞こえても、ポップコーンのことだとは認識できない

これの積み重なりで、知っている単語なのに聞き取れない、ということになってしまいます。

実はココが効率良い学習のチャンスでもある

ナマの英語が聞き取れるようになるためには、この、音の部分を押さえる必要があります。
ただ、これは効率良い学習のチャンスです。

通常、単語を覚えるためには、意味・スペリング・音をセットで覚えます。
知っている単語の音を正しくインプットすれば、すでに頭に入っている単語を休眠状態から起こすことができます
このとき、意味とスペリングはイチから覚える必要は無いのです。
休眠中の知識を起こしていくつもりで音をインプットして行けば、聞き取れる英語が一気に増えていきます。

多忙な中でのオトナの英語学習、既にある知識の活用から手をつけると、早い段階で効果が実感できますよ。

📢英語リスニング力UPを体感いただくセミナーを開催します。
4/6(土)までにお申込みいただくと、無料でご参加いただけます。


そのはたちえこさんとの対談動画はこちら:




いいなと思ったら応援しよう!