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キャバ嬢より芦田愛菜ちゃんって話


【No.3 キャバクラより本屋行け!】


ライダーの聖地、北海道に行った時のことである。


その日は富良野で泊まり、次の日は青い池やラベンダー畑を見に行く予定だった。

その日泊まったゲストハウスは、偶然にも地元が同じおじさんがいた。

そのおかげもあってか、最初からサッポロクラシックを片手に、みんなと仲良く打ち解ける事ができた。


その日は年齢層が高い宿泊者が多くて、話に入りづらいかと心配していたが、そんな気持ちもすぐになくなった。
おじさん達ありがとう。


しかし、問題はここからだ。

旅の道中は良い人もいれば変わった人もいる。


私がなぜそのおじさんを覚えているかというと、もちろんある出来事がきっかけだ。

その後しばらくしてみんながほろ酔いになり、仕上がり始めた頃、おじさんはビジネスの話をし始めたのだ。


いやあ、うまい。
そういう手法もあるのか。

詐欺師と言っては失礼だが、ああいうお金を稼ぐために試行錯誤する人は賢いと思う。


私は以前詐欺被害に遭った事があり、その事も泣き寝入りしている。

今となっては良い思い出だが二度とごめんだ。


私はその話をされるや否や、トイレに行くふりをして、スマホの電源を落として寝室に置いてきた。

私なりの酔っている時の対処法だ。

リビングに戻ってからも、そのおじさんはビジネスの話を続けるも、一向に私達は首を縦に振らない。

失礼のないように話を変えようとしたりもしたが、すぐに軌道修正される。


みんなもだんだんお酒が不味くなってくることに気がつき始めた。


結局そのおじさんはぶつくさ言いながらシャワーを浴びに行ったが、そのままオシンコシンの滝にでも打たれてくれば良いと思った。
※オシンコシンの滝:北海道知床の日本の滝100選にも選ばれた滝


今に始まった事ではないが、旅の道中は稀にこんなおじさんにも遭遇するのだ。

まだキッチンで『チタタプチタタプ』言いながらアイヌ料理を作ってくれたほうがマシである。

それと、もう一つ。

そのおじさんの話に信憑性や中身が無かったのは、酔う前にすすきので夜遊びをした話を散々聞かされたからである。

例えビジネスで成功していようが財布に穴が空いているようなものだ。

穴の空いたバケツに頑張って水を入れているのと同じくらい滑稽だ。
全くもって教養のない行為である。


お酒はいい、私も好きだ。
しかし、飲まれることは良くない。

そして原価の何十倍もするドンペリを、隣にいる女の子を喜ばせるために入れなくていい。

そんなことしてもその子とはセックスできない。断言する。


これは私の勝手な価値観だが、現代の人は本を読まない。

それは若くなればなるほど顕著だ。

綺麗事を言うようだが、本にはその人の経験及び失敗談もたくさん書いてある。

それがなんと千円そこらで買えるのだ。


私も本を読む習慣を身につけた事で、興味のあることはもちろん、知らない分野の知識も少しだけ身についた。
価値観すらも変わった。
(こんな本を書くありさまだ)


実際に読書には教養を身につけるほか、ストレスを軽減したり、メンタルの安定にも役立つ。
その上睡眠の改善にもなるのだ。

最近では寿命が延びるなんて研究結果もでているらしい。

ドンペリを入れるよりもはるかに安く、そして意味のある行為だと思う。

それに、読書をしていればその場に行くこと自体が自分にとってマイナスだということも気付かせてくれる。


教養のある人間とは賢くて年収の高い人を指すのではない。

うまく言葉が見つからないが、柔軟性のある選択肢の多い人間なんだと思う。

経験ではなく知識としてそれを知っておくだけでも、知らないよりはあなたを助けてくれる場面はあるはずだ。


あと、これは表現の仕方を間違えているかもしれないが、本を読む女はなんかエロい。

勘違いしないで欲しいが、性的な意味ではなく他にはない魅力があるという事だ。
エロスというのだろうか。


先ほどまでキャバ嬢にドンペリを入れるな!みたいな話をしておきながら申し訳ないのだが。

たまに書店に行くと、容姿も服装も一見普通なのだが、なんかエロさを感じる人がいる。

雰囲気イケメンみたいな、雰囲気の魅力だ。

もしそんな人が文学コーナーにいたならたまったものじゃない。
あれが教養だ。
(絶対違う)


ともかくだ。
本を読むとカッコいいし、魅力的に見える。
少なくとも私からはそう見える。

例外だと言われるかもしれないが、宇垣美里さんをはじめ、年間で300冊を越える年もあるほどの読書家の芦田愛菜ちゃん、いや芦田愛菜さんはとても魅力的な女性だ。

写真集が出たら保存用も含めて2冊は買うだろう。
(ロリコンではない)


私は容姿を磨くために毎週サロンに行くより、毎週一冊の本を買って読書をする女性の方がなんか好きだ。

もちろん、両方兼ね備えた読書女子はこの世で最強の存在だと思う。
なにか手当を作って保護してあげて欲しい。


話はそれまくったが、結論として読書とは心のボキャブラリーを身につけるのだ。

たった一冊で魅力が上がるなら安いものではないか。

千円でアプリゲームに課金するよりも本を一冊買って欲しい。


あなたなら今よりもさらに魅力的な人間になれるはずだ。


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