雨の日の赤ワイン

生きるのが少し楽になった、雨宿り的な世界の捉え方。10歳差でこぼこ国際結婚4年目、会社では翻訳通訳やデザインなど。日々感じることをつらつらシェアしています。

雨の日の赤ワイン

生きるのが少し楽になった、雨宿り的な世界の捉え方。10歳差でこぼこ国際結婚4年目、会社では翻訳通訳やデザインなど。日々感じることをつらつらシェアしています。

最近の記事

自己満足が誰かの役に立つと幸せのループが生まれる。

帰宅途中、駅の窓口にブロンドの外国人女性が並んでいるのを見た。日本語が通じないようで、駅員のおじさんが「あのね、これはJRだからここじゃなくてあっち。むこうでこの切符をキャンセルして…」とかなんとか説明しているのをぽかんとして聞いている。 こういうのを何度も、何度も見てきた。そして、自分にできる限り意思疎通を手伝ってきたと思う。 日本くらいの経済規模で都会の駅員に英語が通じないというのは、海外の人からしたらまだまだありえない話らしい。この駅の改札を通らないと家に帰れないので

    • 「私たち」から「私」に戻る習慣

      久しぶりにカフェで読書をした。ひとり暮らしだった頃は、アパートの近くにお気に入りのお店があり、雑誌や本を持ち込んで週末のひとりランチや平日夜の1杯を楽しんだりしていた。結婚してからは、めっぽうご無沙汰だった。 今日読んだ本は、近くのアンティークマーケットで買った『イタリアン・カップチーノをどうぞ』。イタリアと日本の2拠点生活を楽しむ著者の濃ゆくてユーモアたっぷりのエッセイに、ちょっと懐かしい挿し絵が可愛い。 ちなみに、このアンティークマーケットは毎年お寺で開催されるお気に

      • 夫婦生活は「ささやかな推し活」

        夫婦の間でどうしても許せない、受け入れられない問題があるとき。 考えないようにしたくても、頭から離れない。これを人は「執着」と呼ぶらしい。 仏教では、執着は慈悲の対極にある。慈悲が「相手の苦しみを減らすこと」であるのに対し、執着は相手も自分も苦しめる。 でも相手に対する気持ちが愛情なのか執着なのかを知るのはとても難しい。「彼のことが頭から離れない」とは恋愛のお決まりフレーズだし、慈悲の心はパートナー以外の人にも持つことできるから一概に愛情とも言い切れない。愛情と執着は表

        • 2択で悩んだときは「どっちでもいいし、どうでもいい」が最強。

          人生は選択肢の連続だが、その多くは2択形式でやってくる。転職するかしないか、離婚するかしないか、子供を産むか産まないか。目の前にあるケーキを食べるか我慢するか。風呂入るか寝るか、レベルまでいろいろ。 過去に別居をして10円ハゲが3つできた時、離婚か継続かの2択で迷いながら頭の中を死ぬほどぐるぐる駆け巡っていたのは「どっちがより幸せになれる選択肢か」というテーマだった。 たぶん1000回くらいはどっちの選択肢に対してもシュミレーションをした。メリットとデメリットを紙に書き出