<散文日記>2キロ増えた体重と、心の涙

6/26/2020

○有休を取って、わざわざ行ったこともない心のクリニックへ行った。行って、分かったことといえば、

1 体重が2キロ増えていたこと。
2 もう、私は心に関しては医療を頼らないということ。

心療内科や精神科が合う症状の人もいると思うし、必要である場合もあると思う。いい先生もいると思う
でも、今回はこれが、私が欲しているものではなかったということが、存分に分かった。

医者に「大したことない」とか、「苦労が足りてない」とかいうことを言われて、帰り道に自然と涙が出て、風が吹くままそのまま流しておいた。

そのまんま流して自転車でさーっと帰ってやった。

○「運動をしたほうがいい、散歩とかジョギング」というので、「いつ行けましょう。。」と言うと、「それはあなたが決めることだから」と離された。

医者が一緒に考えてくれるなんて、期待していなかったけど、こうやって彼は、男性としても、医者としても、母親を敵に回したなと感じた。。

私はまだいい。夫の仕事がそこまで縛られてないから。月金で働いて、週末は動けなくなっているけれど、工夫したら、行ける日もあるかもしれない。
でも、私がもしワンオペやってる母親だったら?シングルマザーだったら?そして、「大したことのない」程度のパニック発作や不安症状を抱えていたら?

どれだけの思いをして、悩んで、みんな有休を取って、子供がいたら段取りを準備して、心のクリニックに行ってると思っているのだろう。

行かなくていいんだったら、私だって行ってないっつーの。

○2キロ増えてたのに知らなかったのは、私が数字にとらわれる癖があるからだ。

体重なんか量り始めると、毎日何度も何度も乗ってしまい、「どうしようどうしよう」と、体重に関する焦りが、四六時中頭から離れなくなるからだ。ノイローゼになるからだ。

または、細かい家計簿をつけないのもそうだ。つけ始めると、一円単位で合わないと気持ち悪いし、財布を開けるたびに計算してしまうし、お金を使う罪悪感に疲弊するからだ。

だのに、多分向こうは軽い気持ちで乗ってくれといった体重計に乗せられて、それからまた体重のことばかりを考えている。

どういうタイミングで、クリニックに行けばよかったのか、私にはわからない。前に心療内科に行ったのは20代前半だったろうか。あの時は必要な部分もあったから、薬も飲んだけど。

やっぱり、私にとっては失望しかなかった。


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