<雑文日記>詩的マインドは探しているとひっこむ
6/12/2020
○さて、小雨はピアノとコーヒーと断言して、では、大雨には何が似合いますかねえ、と答えを出し渋った結果、何もでてこなかった。
小雨の日の次の日は大雨で、自分のオフィスや家の中から、雨が降るさまをじいっと見ていた。何が似合うだろう、何がこの大雨の様子にフィットするだろう、
どんなことを言ったら気が利いた雰囲気が作れるだろうと考えたすえ、だーめだやっぱり何もでてこなかった。
でてこなかったから、仕方ない。ただ、大雨の日には、屋内でいられることが、ただありがたい。静かに雨が落ちるところを見て、自分は濡れないところにいるのが安心安全だ。
詩的なマインドは私には湧いてこなかった。
○だからといって、全て諦めたわけではない。
私は長靴を履いて、出勤した。免許を取る前は、雨の日はどこに行くにも長いタイプの長靴を履いていた。今は車でしゅっきんしているから、短いタイプの長靴を履いている。
狭いアパートに暮らしていて、必要最低限のものしか持ちたくないのに、なぜあえて長いタイプと短いタイプの長靴を持っているか。それは、私が濡れるのが本当に嫌いだからだ。
服とか靴とかが濡れると、本当に不快。
匂いと音に関して敏感なのは昔から知っていた。最近気づいたのは、触覚についても人より敏感なのかもしれないということだ。あと、雰囲気とかを感じることとか。
しかも、出産してからもっと敏感になった気がする。あかちゃんと常に肌身離さずくっついて、子供のことが手に取るようにわかるようになった経験からだろうか。
とにかく、濡れたら一日心がダメになるので、私は濡れないようにすることを怠らない。
○雨の間に間に、光る青空。草刈りの音、素肌の水晶。
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