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”周りと違う”を肯定する。

”周りと違う” たったそれだけで自信をなくしたり、 
自分の可能性を狭めていることってあると思いませんか? 

例えば、10人の子供がりんごを描くとする。
半分以上の子は赤いリンゴを描くだろう。
しかしその中には青いリンゴ、黄色いリンゴを描く子もいるかもしれない。
赤ではないリンゴを描いた子供に対して「なんで赤じゃないの!みんな赤なんだから赤にしなさい。」と言う人もいるだろう。

その一言が原因でその子は
”みんなと同じにしなきゃ褒めてもらえないんだ”
”みんなと違う色だからダメなんだ”
と思ってしまう可能性もある。
もしかしたらその子は黄色いリンゴを食べたかったのかもしれないし、将来赤以外のリンゴを作ってみたかったのかもしれない...。

周りと同じにしなければいけない。という考えになってしまうと
自分の意思ではなく、周りに合わせるようになってしまう。
そして知らない間に自分自身の可能性を狭めてしまうだろう。

小中学校、高校に入学すると自分を評価される基準のほとんどが勉強になってしまうのも事実だと思う。学校で勉強してテストを受けて成績が出る。勉強以外で評価してもらえる機会が少ないな〜と思う。たまたま勉強が得意な子は良い評価をもらえるが、勉強が得意ではない子は良い評価をもらえない。

その当時は何も感じなかったけど、今は少し違和感がある。
それぞれ自分の得意なことや苦手なことがあるはずなのに、評価するモノサシが”勉強”しかないんだと考えてしまう可能性もある。

しかし大学に進学し就活が始まると
”自己分析をしなさい” ”個性を出しなさい” ”周りと同じエピソードだとダメ”
と言われることも少なくない。
今まで”周りと同じこと”をして生きてきたのに
いきなり”周りと同じことを否定”されて戸惑うのは当然だと思う。

周りと違うことを認めてもらった経験がある人
今まで認めてもらえなかった部分を認めてもらえること
自分の可能性を広げる”きっかけ”が増えていると思う。

私自身も新卒で就職しないという周りと違う決断ができたのも
”周りと違う”を肯定してくれる人が自分の周りにいて、
自分の可能性を広げる”きっかけ”を作ってくれたからだと思う。

きっかけを作るのは家族、友達、初めて会った人でもきっと誰でもいい。

私は保育園でお友達と違う考え方や違うことをしている子に対して、
”周りと違ってもいいんだよ”ということを伝えるように心がけている。

子供達の可能性を少しでも広げる”きっかけ”になればいいな...。

もちろんお約束や交通ルールなど守らなくては危険な目に遭ってしまうことはちゃんとやってもらいますよ!(笑)

でもそのほかはもっと自由で良いと思う。
学校も社会も評価するモノサシがもっとたくさん増えればいいのにな...。

#個性 #認める


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