六本木の狐、代官山の海
よく晴れた祝日。六本木ヒルズアリーナのBelgian Beer Weekend 2023にて、fox capture planのフリーライブ1st setを観た。早く着いたのでリハーサル冒頭あたりから聴くことができた。
リハの時は観客がみな後ろで飲んでいたので、前が空いてるのは何となくアレだなと思いつつちゃっかり前へ。本番がはじまる頃には大盛況、流石だな。
まだ暑いながらも時折風が吹き抜ける中、気持ちのいい音が響き渡る。連れられてきたのだろう、ちいさな人たちが隣で食い入るように見たりノッたりと可愛らしい。
オリジナルにカバーアルバムよりDaft Punk「One More Time」も加えたセットリスト、クセつよ掛け声も飛ぶ楽しいステージ。
おみやげにVEDETTの白ビールとAND THE FRIETのANCHOVY AND GARLICを買って、代官山へ。エビのフリット美味しかったな。
代官山UNIT。パジャマで海なんかいかないpresents 「DEEP DIVE」、対バン。日差しが強いので、1Fのセブンイレブンでマンゴーパインスムージーを飲みつつ時間を待つ。これができるのは本当に便利。
整理番号が早く最前列へ。開場からクラシカルDJ水野蒼生。配信では観ていたが、生は初。
クラシック=ホールで育ったので、ライブハウスのざわめきにDJで鳴るクラシックが新鮮でとてもいい。
音も選曲も良かった。時折海底に潜るような、飲み込まれるような感覚。概念がぐるりと変わって楽しい!
こちらもお初の、NAGAN SERVER and DANCEMBLE。結成1年とは聞き間違いか?と耳を疑うほどの、良コレクティブ。漂う雰囲気は、もうずっとともに鳴らしているかのよう。
アーシーなサックスにウッドベース、ラップがのってとても格好いい。JazzとHiphopの融合にとどまらず、より様々なジャンルが息づく深さを感じる。
ドラムとパーカッションの掛け合いにフロアが揺れた。穏やかに見えた会場の熱はいつの間にかどんどん増していく。
写真は撮れなかった。また生で聴きたい。
転換中も水野蒼生のDJが入る。しかもあの美しく退廃的な「Habanera」がライブハウスで聴けるとは。贅沢な時間だ。
そしてトリはパジャ海。3人セットからDivaふたりと合流、既発3曲から新曲4曲を。
前回観た渋谷のライブでは、FiJAの体調不良につき4人セットで聴いた曲たち。フルメンバーで聴けてうれしい。我ながら欲深いとは思うが、早く音源も欲しいところ。中でも切なさ溢れるナンバー「Don't forget me」には強く心を動かされる。
そしてゲストにA.Valley and MJ the Senseiを迎えると、3人セット+2人のコラボから本編ラストはお馴染みパワーチューン「Trip」へ。
鳴り止まない拍手。アンコールの新曲にはNAGAN SERVERも加わり、大満足。とびきり素敵な連休最終日となった。
【fcpセットリスト】
Acceleration
Butterfly Effect
Theme from quartet
PRDR
Andromeda
Jazz me Tender
One More Time(Daft Punk)
Supersonic