showmore、ダンスホール新世紀にて
ダンスホール新世紀、showmoreのライブに仕事を早く切り上げて鶯谷へ。
4月の爆散祭のあと「もう平日に無茶はしません」と言ったな、あれは嘘だ、しかも年末だ。やったね。
大きく輝くクリスマスツリーに迎えられて、日常を忘れて。
・・・・・・と思ったけれど、最初の「I love you」があまりにも胸に響いて、ぽろぽろと泣いてしまった。すっかり大人なのに。大人になって随分経つのに。一曲目がこれとは思わなかったもの。
続く「Taxi driver」で全身の血がブワッと駆け巡る感覚。上昇。なのに、「1mm」を挟んで「circus」さらに「aurora」で涙腺が言うことを聞かない。
どこまでも感情が解放されていく。
気付けばヒールの足が痛い。いっそ脱いでしまおうか。
新曲「pure」を、クリスマスいちばん近くで聴ける贅沢。そのあとの「devilgirl」昭和versionの格好良さといったらない。
「silky」の粋から、「blossom」「I」でまたどうしようもなく感極まって。目の回りがきっと真っ黒だよな、まあフロアは暗いからいいやなんて。
バルコニースペースでの今ツアー振り返りトークがひとしきり盛り上がったあと、アンコールは新曲の「daybreak」から。
ライブ当日の朝に出来上がった生まれたてほやほやの曲、歌詞の完成はさらにその後、あっちゃん曰わく産地直送漁師しか食べられない幻の魚。今後リリースされる時には、少し変わっているかもしれないくらいに新鮮。
何ら実感や共感のない慰めならいらない、ただ話を聞いてもらえるだけでもう充分。そう思っていたいつかのわたしに、時を超えて届いた気がした。
「style」で「自分らしく生きていたいよね!」の根津さんMC。
言葉も仕草も生き方そのものも、勝手に規定されたくなんてないし分かり合えなくてもいい。心から湧き出たものだけが、誰が何を言っても自分にとっての本物だよな。
鳴り止まない拍手の音が美しくまとまり、ダブルアンコールはCHARAの原曲も大好きな「恋をした」を。アレンジの格好良さに震える。盛り上がって終われて最高。ステージもフロアも最高。
素敵な夜をありがとう、showmore!
showmore tour 2023 "+"
setlist
I love you
Taxi driver
1mm
circus
aurora
highway
habilabi
marble
Just a moment
pure
devilgirl (昭和ver)
silky
blossom
I
rinse in shampoo
Hold on
encore
17.daybreak (新曲)
18. style
double encore
19.恋をした
セトリプレイリスト(公式)
会場BGMプレイリスト(公式)
なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」