型紙がない方の立体マスク作製
型紙をダウンロードしても、ご自宅にプリンターがない。プリントしたいけれど、そのために出掛けるのはちょっと・・・・・・。マルチコピー機の使い方もわからない・・・・・・。
そんな時、身近に型紙として代用できるものがあります。
コーヒーフィルターです。
お手持ちがなければ、食料品の買い出しで手に入れられますよ。
写真中央は1~2人用のコーヒーフィルターです。
布地をひとまわり大きくカットすることで、成人用サイズになります。
コーヒーフィルターには書き込みや加工をしないため、そのままリラックスタイムにお使いください。
上の写真2枚は手縫いによる仕上がり例です。和晒はガーゼよりもしっかりした素材なので、縫っただけで平置きでも立体を保ちます。上の作例では和晒3枚(外2枚・内1枚)+内部に不織布2枚の5枚重ねにしました。不織布を使った場合、熱で溶けるためアイロンはかけられません。
下記の作り方は、より作りやすい和晒の4枚重ねでご紹介します。
なお上の作例は1枚目の写真を使ったものではありませんが(こちらの方が先に作ったものになります)、型どりは全く同じ。本返し縫いするとより丈夫に仕上がります。
返し縫い(表)
返し縫い(裏)
◇和晒4枚重ねマスクの作り方
【下準備】
水通し・・・布地に満遍なく水を吸わせ乾かす
地直し・・・アイロンをかけ布目をととのえる
※この作業をしない場合、洗濯で縮みます
大きめに作ってください
【用意するもの】
布地 和晒など
ゴムまたはその代用品
ゴム通し(ヘアピンで代用できます)
裁ちばさみ(または良く切れるハサミ)
縫い糸
縫い針
待ち針
【手順】
1 最初の写真のように布地をカットする
和晒で最少8枚(仕上がり4枚重ね)
2 中表にして「外側」4枚を縫い合わせる
(開くと2層になる)紫は縫う場所
3 中表にして「内側」4枚を縫い合わせる
4 2と3を開き中表にして縫い合わせる
(ラッパの口元のような部分は縫わない)
5 縫わなかった部分から表にひっくり返す
6 ゴムを通す部分をまつり縫いしてから
表裏をあわせ三つ折りにして縫う
(応用:この時、裏を内側に折り込んで、表のみ三つ折りにするとフィルターポケットが作れます。)
7 ゴムを通して結び、結び目を隠す
プリンターがない、ミシンがない、そのような状況でも何とかなります。
重ねる枚数をお好みで変えてみたり、また布地を変えてもよいかと思います。個人的には、和晒の場合は厚みとフィット感は4枚重ねが丁度いいようです。
ガーゼで作成する場合、6枚重ねでも薄めの仕上がりになります。参考までに、給食マスクはガーゼ12枚重ね程度です。
洗う時、雑巾絞りはしないでください。型くずれの原因になります。つけ洗いをしてから押し洗いすると形を保てます。
縮み防止のため、乾燥機を使わないで乾かしてください。
参考にしていただけたら幸いです。