ここぞMUSIC
踏ん張りどころ、頑張りどころ、はたまた落ちないようにしがみつく時、自然に聴きたくなる曲がある。
今回はその中から幾つかをピックアップ。一部おまけを除き、邦楽縛り。
キリがないから/藤井 風
毎日何かしらキリがなく訪れる、頭を抱えるような何がしかやモヤモヤの数々。吹き飛ばして進むためのジェットエンジン。
さあ、そろぼち舵を切れ。
洋楽カバーから、こちらも。CDはより優しいアレンジで、ピアノも歌声も染みる。邦楽縛りなので「おまけ」だが、実はキツい時のヘビロテ。
Ariana Grandeのダンサブルな原曲も、聴くうちにいつの間にか元気が出るのでとてもいい。
暗闇から手を伸ばせ/小沢健二
どん底からの全肯定。
小沢健二シングル中最低セールスなのが心底よくわからない、珠玉の一曲。
臆病なまま戸惑っていても、はじまりは来る。
あらゆる言葉やモノを越えて生きていく、その本質を突いた表現は、立ち上がる時の強力な一押しになる。
タモリさん大絶賛のこちらもいい。
オリオンをなぞる/UNISON SQUARE GARDEN
疾走感満点以上。
倒れたとしても、さっきまで立っていたならまた立てないはずがない。
そんな突き刺さるメッセージが、力になる時もある。難解な歌詞が多いユニゾンの中では、比較的ストレートな楽曲。
背中をぐいぐい押してくれる。
ココデオワルハズガナイ時に。
Sunshine After the Rain/Monday満ちる
永遠のアンセム。
YOU MAKE MEもあわせて聴きたい。聴いているうちに、ぐんぐん身体が目覚めていく。
とにかく格好いい。グルーヴはいつだって味方になってくれる。
きみみたいにきれいな女の子/PIZZICATO FIVE
一度すっきりしたい時に。
この「きれい」は、つよい。きっと、見た目だけじゃない。
真夜中ひとりぼっちのバスタブが、ほんの少し好きになる。
よろしければ、ぜひ。
この記事が参加している募集
なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」