なつぬん

ナニワ育ちハマ在住、歌うのが好きです。 noteは教訓の備忘録、明日ちょっと元気になるための捌け口。

なつぬん

ナニワ育ちハマ在住、歌うのが好きです。 noteは教訓の備忘録、明日ちょっと元気になるための捌け口。

最近の記事

一期一会

電車で隣に座っていた男性から◯◯駅はここから何番目の駅で降りたらいいですか?と聞かれた。スマホに入力して見せて聞いてきてくれたので、私はスマホで路線図を見せて14番目の駅ですと答えた。 すると「気をつけて帰ってください」とスマホに入力して見せてくれた。心がほんわかあたたまった。 今度は「姉が妊娠したのですがなんといえばいいですか?」と聞いてくれたので、おめでとうって言ってくださいねと伝えた。 「妊娠した時、大変でしたか?」と聞かれて、私は妊娠したことがないのだけど、お友

    • シンプル

      何十年か生きていると願いはどんどんシンプルになるのに、年を重ねるごとにただシンプルであることがとても困難になっていく気がしている。だからこそのありがたみをひしひしと感じている。 大切な人やものが平和に健康に幸せな気持ちで毎日を送ってほしいと心から願う。 いつもありがとう。

      • ボストンバッグと夏休み

        両親が使っていた茶色のボストンバッグ、家族旅行ではいつも大活躍だった。 一見小ぶりに見えるのに、着替えや歯ブラシ、見事コンパクトに収められたたくさんのグッズが後から後から出てくる様は四次元ポケットのようだった。 今年偶然見つけた軽くて質のいい革の黒いボストンバッグを帰省のお供に、新幹線に揺られた。 夏休み初日、何年も会っていない旧友たちとの再会に心躍る一日。大好きな人たちと一緒にいると面白ミラクルがたくさん起こる。楽しい食事、近況報告、電車に乗って移動している間もずーっ

        • 体も心も経験も実はすべてが仮初の借物だと思うと気を楽にして生きていられるけれど、ぜひもう一度生まれてきたいので、いつか持主に返すときに「もう貸さない!」と言われない程度にはこの借物の身の丈に合った生き方をしておきたい

        • ボストンバッグと夏休み

        • 体も心も経験も実はすべてが仮初の借物だと思うと気を楽にして生きていられるけれど、ぜひもう一度生まれてきたいので、いつか持主に返すときに「もう貸さない!」と言われない程度にはこの借物の身の丈に合った生き方をしておきたい

          Pay it forward 1

          私を世に生み出し育ててくれた父と、社会人として育ててくれた父、夫を世に生み出し育ててくれた父、数学の父、傾聴の父と、私はたくさんのお父さんたちに出会い、支えていただいている。 今回は私を生み出し育ててくれた実父が私にくれた大切な贈り物「絶対的な存在の肯定」について書きたい。 名前 生まれてすぐに付けてもらった名前はひらがなで「あやちゃん」だった。戸籍を届けに行く直前に父が「やっぱり○○にする!」と今の名前に変えたのだそうだ。苗字とのバランスや画数を一生懸命考えてつけてく

          Pay it forward 1

          カニカマの決意

          私の大恩人であるお師匠様、一筋縄ではできない発想をできてしまうことも、それを習得して活用するための努力を続けてこられたことも本当に尊敬している。 そんなお師匠様から〇〇流とはあなたのことという大変名誉なお言葉を頂戴し、舞い上がるほど嬉しかった。きっとその日のことを私は生涯忘れないと思う。それくらい嬉しかった。 お師匠様は器量と機会を活かして経験と努力を積み重ねてこれらたし、ご自身のスタイルを確立するところまでを自ら考え抜いてこられた方なので、誰かがおいそれと真似できるもの

          カニカマの決意

          解禁祭

          仕事で4年ぶりに訪れたタイ。 前回も感じたけれど、人が本当に温かい。 そしてめちゃんこ暑い、辛い、甘い!! とても充実した滞在だった。 今年になっていろんなことを解禁した。 2月はKula Shakerのライブや瞑想とサウンドバスのイベントに出かけて密室に人が集まるイベント参加を解禁し、国内出張を解禁し、そして3月になって海外出張を解禁した。 会食に誘う、誘ってもらうなど、人との直接的な繋がりが戻り始めていることもひしひしと実感しているし、気づけばマスクもマストではなくな

          年末は、次の年のプロローグだ。 終わるような顔をしながらあっという間に近づいて慌ただしく予告編を残していくのが12月。出会ったひとや出来事が次の年のキーになる。 2022年は予測不能な事態に巻き込まれて台風のような年だったけれど、2021年の12月に「うなぎ、頼んだぞ」を父がちゃんと私に伝えてくれて、それを受け取ることができていたから、出来事一つ一つには面食らってもどこか腹を据えて物事に当たることができた。家族と強力にサポートしていただいたプロフェッショナルの皆さんと、そし

          秋がきた

          何十年もずっと変わらない大好きなこの季節、やってきました収穫の秋!ここから誕生日やイベントが目白押しの冬にかけて過食期に入るのが毎年のルーティンです。 今日は同僚さんと数年前に仕事でとてもお世話になった方に久しぶりにお会いできて、変わらない明るい笑顔に元気をわけていただいて、夜はこれまた会社の大先輩に行きたかったレストランに連れて行っていただいてハンバーグをご馳走になりました。楽しい一日だったなぁ。 春夏の間は急激な心労と容赦ない暑さで余裕のない日が続いたけれど、ようやく

          ごきげんさんを永く

          近しい人の老いに触れて、人の儚さを思い知る。やっておきたいことを忘れまいとして必死に何度も同じことを繰り返す病気の父と、あまりにも進行の早い父のバージョンアップに追いつけないでいる母と私と、ちぐはぐなやりとりではあっても学びの多いいとしい日々だ。 人生100年も続くのなら、できるだけ長い間生きている喜びを感じ続けていたい。 天気がいいだけで心がウキウキしたり、路地に猫を見つけただけで得した気分になったり、夜明けのベランダで上手に鳴けるようになったウグイスの声を聞いて季節を

          ごきげんさんを永く

          ロスタイム

          父とのロスタイムが終わろうとしている。 春先から目まぐるしく続いたできごとを消化して横浜に戻る。余命宣告、同意書、契約書…聞き馴染まない言葉の多くが日常を侵食していた。 いろんな段取りの合間に、父に食事を作ったり、お寿司を食べに出かけたり、卓球をしたり。「ありがたい、ありがたい」とニコニコしながら残された楽しみを享受し「また行こうな」と笑う。 寂しさに浸る余裕もなく、さまざまな手配や手続き、家族の日常生活の限界、コロナの激増とタイムリミットが刻一刻と迫っていて、閉まりか

          ロスタイム

          仇討ち

          勤め先で賞をいただいた。 企画から運用まで一気通貫でやり抜いた仕事での受賞だったのでもっと喜びが爆発するかと思ってたけど、みんなが支えてくれたおかげで成り立つしくみだったので部署の面目躍如になっただろうかとかそっちの方が気になって、正直受賞できたことにはホッと安心したのが一番大きかった。 私はどこまでやれるだろう、せっかく教育してもらった思考力をどこまで実用できるんだろう、それを試したい、結果を出したいと思っていた。先輩がとてもできる人で、私はあそこまで努力できないし頭も良

          決められる筋合のないこと

          愛しているから家族になった、好きだからから一緒にいるのであって、家族だから友達だから一緒にいなければいけないのではない。 家族でしょ?友達でしょ?っていう質問はちょっと気持ちが悪いと思っている。だからこうでなければならないという誰が決めたのかわからないことに縛られる必要はない。 好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いだ。そんなもの誰に決められるものでもなく自分で感じることで、何を大切にするかは自分で選ぶものだ。 そんなこと決めつけてくる人のことは「アドバイスありがとう。

          決められる筋合のないこと

          極私的そこそこ良くない時の過ごし方

          そこそこ良くない時って、テンション上がらないし、続くとやさぐれますよね。 うっかり忘れ物に落とし物など自分に原因があるようなことから、責任転嫁や手柄の横取りなどのもらい事故に至るまで、良くないことなんて起こしたくないし、起きないようにできることを気をつけていても、やっぱり起きる。がっくり。 問題の大小で消火(問題を解決、または後片付けをすること)や消化(溜飲を下げて前を向くこと)にかかる時間はそれぞれだけれど、そこを通過しないことには次に行けない。できればすっ飛ばしてしま

          極私的そこそこ良くない時の過ごし方

          老いとバトン

          人は褒められたい生き物だと、なにかの本で読んだけれど、きっとそれは老いてなおそうなんだろう。 できることが減っていく悲しみ、人の世話にならなければ歩くことも食べることもままならなくなっても死ぬまでは生きていかねばならんのに、いっぱしの大人としてのプライドは理性と共に失われていく。 不惑を迎え、物覚えの悪さや忘れっぽさ、思い出せないあれやこれやが増えたと実感し、後身に引き継いでいただくことを始めねばならぬと自覚する。 従心をして知命の君を「ひよこ」呼ばわりし、俺が俺がとい

          老いとバトン

          やってみたこと、やめたこと

          今年、やってみたこと。 これまで親切でやっていたことをニーズとして可視化して記録に残すこと、さらに広く共有することを自分のタスクにして、企画立案から実行・改善まで一気通貫で手掛けてみた。 今年、やめたこと。 ビジョンのない、訳の分からないタスクをいきなり振られても自分がやることが見えなければ受けるのをやめた。変に巻き込まれて時間だけを取られることがないよう断ることにした。 やろうとしていることを理解して協力してくれる人がいることと、第三者からの意味不明な協力依頼を断ること

          やってみたこと、やめたこと