ちょっと弱音も吐いてみる
3月1日
就活情報解禁日
気合の入った私は合同説明会の動画を一日中見ていました
この会社に入ったらこんな人になりたい
こっちの会社に入ったらこんな人になりたい
そんな気持ちでいっぱいで、私の心はキラキラした、壊れやすくも強い感情で埋め尽くされていました
気合が入りまくった私は多くの説明会に参加し積極的に発言
人事の方からは誉めていただくことが多かった
なんとなく、手応えを感じていた
その出来事が、根拠のない自信に拍車をかけ、「就活って楽しいじゃん」とすら思っていました
3月中旬
ESラッシュ
大学の先生に添削をしてもらい、OB訪問で企業研究も深めた
文章を書くのも元々好きだし、自己分析なんて就活の前からやっていた
何より私のために時間を割いてくれて誉めてくれた人がたくさんいた、自分も根拠のない自信を持っていた
通っても通らなくても、これが今の自分の力量
それでもESは通過するはず
合否のメールが届く日
ほとんどが通らなかった
あんなに頑張ったのに?自信があったのに?
私の自己紹介であるESを見て、会うに値しないと言われたようでつらかった
話すことは得意なのに、会ってすらもらえない
会ってもらえたら、もっと自分をアピールできたかもしれないのに
もうチャンスが絶たれてしまった
そこからは気持ちが落ちていくばかりで、パソコンに向かうことすら嫌で、
朝布団から出たら、就活をしなくてはいけなるからとお昼頃まで寝てばかりで、そんな自分に嫌気がさして自己嫌悪に陥って
かと言って、外に出る気分にもなれなくて、説明できない不安と焦燥感
SNSでは同級生が旅行に行っていたり、友達と息抜きをしていたり、もう内定を持っている子もちらほらいた
平常心を保つことすら難しかった、何かに没頭していないと押しつぶされてしまいそうだった、泣いてしまいそうだった
昔から相談ごとが苦手な私は、この感情をどこに吐き出したらいいのか、どこにぶつけたらいいのかわからず自分の中で感情の渦が収まるのをただただ静かに待つしかなかった
友人と就活の話をしても、
「あんまりうまくいってないけど、焦っても良くないよね〜」と話を逸らすしかなかった
そんな中、なんとなく3年生の頭からお世話になっている就活セミナーには参加しつつ、ろくに就活も進まぬまま3月を終えてしまいました
4月1日
新学期
早いもので大学4年生になってしまい、嬉しさよりも寂しさが大きい日でした
私が1年生の頃の4年生よりもずっと子どもで幼いと感じてしまった自分
躍起になってようやくパソコンの前に座りました
打ちなれたはずのパソコンに手を置いても、なかなか打つ手は進まずに、あんなに理解していたはずの自分の強みも嘘のように感じてしまいパソコンを閉じました
わからなかった
なんで就職しなければいけないんだろう
私、何がしたくてこの会社に入りたいんだっけ?
どんな大人になりたいの?
怖くて怖くてたまらなかった
漠然とした将来が私の前に立ちはだかり、逃げることもできずに飲み込まれてしまう
早くこの状況から脱出しなければ
そして今日、4月4日
3月末に縋るような気持ちを込めて予約した面談
面談をしてくれた方から「理想の将来像」を聞かれ、答えられなかった
将来にワクワクしていたはずなのに、なりたい大人像があっはずなのに
これまで何を思って就活してきたのかわからない
机に積まれた「就活ノート」
それはすでに2冊目を使い終えようとしていました
時間をかけて、足を運んで得た情報、その場で感じたこと抱いた感情
自分の言葉で、自分の字で書かれたその前向きな文字たちが私の目にはただの色んな形の線のようで心に響かなかった
3年生のうちに積み上げてきたものは「就活もどき」だったと気づいた私
面談をしてくれた方からは
と言われました
その通りで、先述したとおり、人に相談をすることが苦手で、ポジティブな感情しか出すことができないことを伝えると
と言われました
その言葉で私の心はつらくもなったし、救われたようにも思います
それでもいきなり人に相談することはどうしてもできなくて、相談の一歩として、このnoteに綴ってみました
「理想の将来像」
これを見つけることを約束して面談は終わりました
1日考えたけれど、まだ答えは出なくて
これを見つけることができれば、私が進むべき道標ができ、自分が乗り越えるべき課題も乗り越えることができる、そう感じています
こんなに自分と向き合うのは、もしかしたら最初で最後かもしれない
今まで身に付けたと感じていたものを手放して、「自分の価値の見出し方」を改めたいと思います